1995年のナイジェリアでは誰もが知っていたというキング・ワシウ・アインデ・マーシャルIを1995年録音作品のリイッシュー。新しいジャケットによるデジパック仕様。
ハウス・パーティーやクラブのフロア、店の前や車の窓などあらゆる場所で'Talazo'や'Consolidation'といったメガヒット曲が流れ、パーカッションに富んだポリリズムやヨルバの歌声は、この一度フジミュージックの象徴となったアインデ・バリスターのローディがコンガやフレーム・ドラムといったパーカッションやストリートから飛び出し、新たにカスタマイズされていったジャンル。
ワシウ・アインデは、1995年のWOMADフェスティバルに初めて出演したとき、床まであるローブ(そして時折ゼブラ柄のジャンプスーツ)の下に20年近い国内での名声があった。フェスティヴァル直後にReal World Recording Weekでのセッションを予約していたが、アーティストと彼の16人編成のバンドは不注意にも遅れてしまい、ウィルトシャー州ボックスのReal World Studiosに8時間遅れで到着し、本作品のレコーディングを行ったという。その場しのぎで、パーティーモードの少人数のライブオーディエンス、フロアに配置されたマイク、Wasiu Ayindeと彼のクルーはアドレナリンに乗り、トランス状態のコール&レスポンス、活気に満ちたアフロポップバラードから前述のメガヒットまで、グルーヴとフィーリングに浸ったセットを作り上げた。今聴いても、その偉業は壮大に感じられる。
発売・販売元 提供資料(2022/06/24)