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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2022年06月02日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 講談社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784065279441 |
| ページ数 | 160 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
【名医が疑問に答える決定版!】
【薬物療法、認知療法、接し方……回復を早める治療法を徹底解説!】
うつ病の人が増えています。一般の人に「うつ病」という病名が浸透したこともその一因でしょう。精神科への抵抗がかつてより薄れ、受診しやすくなったことも挙げられます。2017年に厚生労働省がおこなった調査において、うつ病を含む気分障害の患者数でもっとも多いのは、40歳代となっています。職場の中心となる働き盛りの年代にあたり、その社会的な損失はけっして小さくありません。
薬の効かないうつ病の人も増えています。おそらく、うつ病と診断されてはいても、典型的なうつ病ではなく、持続性抑うつ障害や非定型うつ病の人が多く含まれているのではないかと考えられます。これらはうつ病の仲間ですが、薬物療法だけでなく、精神療法を併用していくほうが治療の効果が上がるタイプです。
うつ病の診断は簡単にはできないはずですが、今、世界的に用いられている診断基準では、症状だけをみてうつ病かどうかを診断します。うつ気分があれば、すべてうつ病と診断されかねません。うつだけでなく軽い躁(そう)がある人、別の心の病気をあわせもつ人なども、うつ病とだけ診断されている場合があります。「あれもうつ病、これもうつ病」ではなく、実際には別の病気の可能性もあるわけです。
もっと問診をしっかりおこない、経過をみたうえでの診断が望ましいことは確かです。ただ、患者さんがおしよせる今の精神科の状況では、なかなかひとりの患者さんに多くの時間をさくことが困難になっていることも事実です。
まずは、直面しているうつ病とはいったいどういう病気なのかを知ることから、治療の第一歩を始めましょう。(「はじめに」より)
【本書でとり上げる症状と病気】
うつ病、うつ状態
甲状腺機能低下症、パーキンソン病、膠原病、膵炎・肝炎、糖尿病
季節性うつ病、持続性抑うつ障害、非定型うつ病、微笑みうつ病
仮面うつ病、難治性うつ病(治療抵抗性うつ病)
境界性パーソナリティ障害、月経前不快気分障害
双極性障害、適応障害、統合失調症
不安障害、摂食障害、解離性障害、認知症
【本書の内容構成】
第1章 うつ病とはどんな病気か――原因と症状
第2章 うつ病と見分けがつきにくい病気――受診と診断
第3章 どんな治療法があるか――薬物療法、精神療法(認知行動療法など)
第4章 回復に向けてできること――発症後の日常生活
第5章 どのように接すればよいか――家族や友人、職場の役割

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