現代最高のAORデュオ、ヤング・ガン・シルヴァーフォックス待望の4thアルバムがついに完成!爽快なウエストコースト・サウンドを聴かせる先行シングル「West Side Jet」を筆頭に、甘くソウルフルな歌声に心地よいコーラス、美しいメロディーとライト・メロウなフィーリングに溢れた本年度AOR~ブルーアイド・ソウル決定版! (C)RS
JMD(2022/08/02)
現代最高のAORデュオ、ヤング・ガン・シルヴァーフォックス待望の4thアルバムがついに完成! 爽快なウエストコースト・サウンドを聴かせる先行シングル「West Side Jet」を筆頭に、甘くソウルフルな歌声に心地よいコーラス、美しいメロディーとライト・メロウなフィーリングに溢れた本年度AOR~ブルーアイド・ソウル決定版!
最新アルバム『Cure The Jones』を発表したばかりのUKネオ・ソウル・バンド、ママズ・ガンのフロントマンであるアンディー・プラッツと、マルチ・ミュージシャン/プロデューサーとしてトミー・ゲレロやエイミー・ワインハウスなどの作品を手掛けるなど幅広い分野でその才能をいかんなく発揮しているショーン・リーによるユニット、ヤング・ガン・シルヴァー・フォックス待望の4thアルバム『Ticket To Shangri-La』がついにリリース決定! 過去3枚のアルバムで世界中のリスナーを虜にしたメロウで爽快なサウンドは健在で、最新作も"現代最高のAORデュオ"の看板に偽りの無い、現在進行形AOR~ブルーアイド・ソウル代表作と言っても過言ではないでしょう!
発売・販売元 提供資料(2022/07/29)
AORリヴァイヴァル勢の中でも頭一つ抜けた存在と言っていいロンドンのデュオ。ショーン・リーのソロやママズ・ガン新作を経た2年半ぶりの4作目は、ドナルド・フェイゲン"New Frontier"にも通じる"West Side Jet"など、アコースティック楽器やコーラスを巧みに使い、いままで以上にウェストコースト色の強いサウンドが印象的。アンディ・プラッツのヴォーカルも力強さを増し、ファルセットの多用も見事だ。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.467(2022年10月25日発行号)掲載)
というのも、1、2作目の好印象を受けて購入した3作目の『Canyons』が自分としては期待外れだったからだ。大きな路線変更があったわけではなく、単に自分の波長と合わなかっただけなのだが、結果、自分の中で勝手に”彼らのアルバムは2作目まで”と終止符を打ってしまっていた。何とも勿体ない話だ。
ところが最近、偶然にも本作の収録曲をいくつか耳にして、自分の波長とぴったりと合ってしまい、好印象だった1、2作目の記憶が蘇ったこともあって、冬眠から醒めたように食指が動きだした。一応、P-VAINのアルバム購入の前準備として収録曲をひととおり試聴したのだが、どの楽曲も期待どおりのクオリティだったので、ややワイルドなジャケットに怯むことなく購入ボタンを押すことができた。結果、遠くへ行ってしまった彗星は、あの頃の輝きのまま戻ってきてくれた。
P-VAIN、UK、ネオ・ソウル、銀キツネというユニット名…、”いかにも”といった感じのクールなワードが並ぶが、ニュー・カマーにありがちな”スタイル先行”といった音楽ではない。70年代後半から80年代にかけてのコンテンポラリーでスムーズなサウンドをベースに、00年代の鋭敏な感覚でしっかりと練られている。楽曲によっては特定のアーティストや楽曲を想起させるフレーズがミックスされているが、エッセンシャルな部分でのリスペクターであり正統なフォロワーであると捉えたい。個人的には「West Side Jet」や「Rolling Back」、「Simple Imagination」といったソフトな楽曲を気に入っている。ついでに言えば、国内盤のボーナスとして追加されている「Chances Are」は出色だ。