精緻かつインティメットな楽曲と清涼感あふれる歌声が織り成す唯一無二の音世界。カリフォルニア生まれの音楽家、古川麦、2018年発表のセカンド・アルバム『シースケープ』、待望のLPリリース決定! (C)RS
JMD(2022/07/02)
精緻かつインティメットな楽曲と清涼感あふれる歌声が織り成す唯一無二の音世界。カリフォルニア生まれの音楽家、古川麦、2018年発表のセカンド・アルバム『シースケープ』、待望のLPリリース決定!
ceroのサポートなども務めるシンガー・ソングライター/ギタリスト、古川麦のセカンド・アルバム『シースケープ』(2018年)。ボサノヴァ、民族音楽、ジャズ、クラシック、ポップスなどのエッセンスが入り混じった他に類を見ないオリジナルな音楽に加え、盟友、髙城晶平(cero)の作詞による「Halo」など、とくに力を入れたという日本語詞もじつに味わい深い。弦楽四重奏をフィーチャーした華やかなバンド編成による楽曲から、優河をゲスト・ヴォーカルに迎えたしっとりとした弾き語りスタイルの楽曲まで、多彩なアレンジもきわめて秀逸。本人の卓越したギターに加え、田中佑司(bonobos、サンガツ)や千葉広樹(kinetic、サンガツ等)をはじめとする参加ミュージシャンによる硬軟織り交ぜた演奏もすばらしい。2021年3月に惜しくもこの世を去った日本を代表するグラフィック・デザイナー、平野甲賀によるカヴァー・アートがLPサイズに大きくなり、凛々しくぬくもりあふれる音楽を包み込む。
発売・販売元 提供資料(2022/06/30)
あだち麗三郎クワルテッットの一員で、ceroのサポートでも知られるシンガー・ソングライターの2作目。英国フォーク的な旋律やしなやかなブラジリアン・グルーヴがゆるやかに絡み合うことで生まれる、どこまでも淡くて繊細な色彩感覚。セロトニンの分泌を増やしてくれそうなヴォーカルもハートフルかつ色鮮やかで素敵。高城晶平が作詞した"Halo"、優河の柔らかな歌声が舞う"Coo Coo"など密なコラボも聴きものだ。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.413(2018年3月25日発行号)掲載)