KING CRIMSONの中枢としてバンドを牽引する名ギタリスト/アーティスト、'80年にEG/Polyodrから発表されたソロ名義の2ndアルバム『GOD SAVE THE QUEEN / UNDER HEAVY MANNERS』が遂に単体では初となるリイシュー!こちらは200g重量盤限定アナログ。
旧A面を'GOD SAVE THE QUEEN'、旧B面を'UNDER HEAVY MANNERS'と題し各々異なる方法論にて制作された、凡そ2つの作品のコンピレーション盤とも捉えられる本作。'GOD ~'は'79年7月30日に開催されたカリフォルニア州バークレーでの2公演から編纂/収録されたライブ音源によって構成。ギターとテープ・ループを組み合わせ連動させる所謂"Frippertronics"と呼ばれる機材を用いた、アブストラクトながらも明瞭なコードを提示する場面と不協和音によるノイジーな場面をミックスさせた非常に瞑想的なアンビエント・ミュージックを披露。'UNDER ~'では一転、同年夏に収録されたFrippertronics公演のライブ/ループ音源を素材に、Brian Enoとも強い関係を持つTALKING HEADSのシンガー:David Byrneのボーカル、そしてBusta Jonesのベース・Paul Duskinのドラムスをオーバーダブさせ、『EXPOSURE』の延長線とも考えられる、当時のNYポスト・パンク~ニュー・ウェイヴからの影響が色濃く出た偏執的&ミニマルなディスコ・サウンドを披露。'UNDER ~'で披露されたFripp自身が'Discotronics'と称したダンス・ミュージックはほぼ本作だけのワンショットな試みで終わりとなりますが、'GOD ~'の方は後の『LET THE POWER FALL』やSoundscapesシリーズに直接繋がってくる、現在に至るまでのFrippのソロ活動の原点といえる一作となり、CRIMSONファンは持っておきたい一枚です!
発売・販売元 提供資料(2022/06/01)
Despite the double title, this is a single album consisting of five examples of "Frippertronics," Fripp's word for his instrumental tape loop experiments, some also called "Discotronics" to indicate more of a rhythmic impulse. Talking Head David Byrne sings the words to "Under Heavy Manners," most of which consist of words ending in the suffix "ism." ~ William Ruhlmann
Rovi