クラシック
CDアルバム

ヴィエニアフスキ,サン=サーンス

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フォーマット CDアルバム
発売日 1991年01月21日
国内/輸入 国内
レーベルプラッツ
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 PLCC-550
SKU 4988043255037

構成数 : 1枚

●ヴィエニアフスキー:(1)ヴァイオリン協奏曲第1番嬰ヘ短調op.14●サン=サーンス:(2)同第3番ロ短調op.61

  1. 1.[CDアルバム]

作品の情報

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アーティスト: 清水髙師

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清水高師の独奏とグジェゴシュ・ノヴァークの指揮するロンドン交響楽団の伴奏でヘンリク・ヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲No.1とカミーユ・サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲No.3を聴くアルバム。ヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲は、18歳の時に発表したNo.1と、27歳の時に発表したNo.2とがあるが、楽想の扱いに創意工夫の見られるNo.2のほうが演奏頻度が高い。No.1の方も、作曲者なりに演奏家として身につけた効果の高い超絶技巧をふんだんに盛り込んだ意欲作なのだが、力作の第一楽章で力を使い果たし、第二楽章以下のオーケストレーションが粗略になっているところに、未熟さを指摘する向きがあるらしい。年長のベルギー人ヴァイオリニストのアンリ・ヴュータンが技巧的かつシンフォニックな協奏曲を書いていたから、なおさら伴奏が手抜きっぽく見えるのだろう。そうした言いがかりを黙らせるには、手抜かりのない伴奏と、ニコロ・パガニーニもかくやと思わせる独奏の冴えが必要だ。清水も、自らの技巧で作品の魅力を底上げすることを狙って、敢えて挑戦したのだろうが、盤石の演奏とは言い難く、二重把弦が混むと音程が甘くなるところがある。Naxosのマラト・ビゼンガリエフの演奏と比べると、まだまだ華奢で、技巧的な余裕がない。ノヴァークが丁寧に伴奏をつけているだけに、その丁寧さに十分応じきれない表現の詰めの甘さが、ロン=ティボーやチャイコフスキー、エリザベート王妃などの国際音楽コンクールで首位を逃す壁となったのだろう。サン=サーンスの作品は、ヴィエニャフスキのように貪欲に超絶技巧を詰め込むようなことをせず、被献呈者のパブロ・デ・サラサーテの技が映えるように整理されている分、ヴィエニャフスキの作品よりも攻略しやすかったのだろう。ブックレットの解説にある長谷川武久の「果敢に難所を乗り越える部分も技術的に余裕がある」という清水評は、サン=サーンスの作品の演奏にこそ相応しい。ただ、超絶技巧を華麗に決めてドヤ顔をするような独奏者としての厚かましき自己主張が弱く、彼の芸風は室内楽向きなのではないかと思える。サン=サーンス作品におけるノヴァークの伴奏は、ヴィエニャフスキ作品の伴奏ほどに熱心ではないが、その一歩引いた解釈が却って、サン=サーンスの作品の理性的な作風に合致している。
2023/12/19 原始霧さん
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