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構成数 : 1
序 章 木喰仏との運命的な出会い
1 木喰上人 2 志賀直哉のまなざし 3 衆生済度の巡錫 4 民藝運動の命名と出発
第一章 民藝と野生の思考
1 司馬遼太郎の旅と柳宗悦 2 英国人バーナード・リーチとの交流 3 『白樺』とかかわる柳宗悦 4 青山二郎とその周辺 5 棟方志功と芹沢銈介の仕事 6 河井寛次郎と浜田庄司の仕事 7 野生の思考と民藝
第二章 妙好人という存在へ―木喰仏、色紙和讃
1 木喰仏への旅 2 我孫子にて 3 恩師・鈴木大拙との関係 4 木喰上人の廻国の足跡線 5 木喰仏の発見が語るもの 6 柳宗悦ブーム 7 「色紙和讃」との出会い 8 色紙和讃と工藝 9 「妙好人」との出会い 10 「妙好人」とはなにもの 11 鈴木大拙と柳宗悦の「妙好人」
第三章 南無阿弥陀仏―柳宗悦の視線
1 「南無阿弥陀仏」という六字名号 2 因縁について 3 「念仏の仏教」から「他力」まで 4 「凡夫」から「一念多念」まで 5 「廻向不廻向」から「行と信」まで 6 仮名法語 7 僧と非僧と捨聖
第四章「仏教美学」四部作について
1 仏教美学への架橋 2 「美の法門」と衆生について 3 「美の法門」と「自然法爾」 4 「無有好醜の願」と不二について 5 小林秀雄と柳宗悦―直観について 6 ひとりのもれもなく… 7 「直観」から「美の浄土へ」 8 「美の浄土」と如来蔵思想 9 最後の仏教美論「法と美」
終 章 最後の美意識
1 複合的な晩年 2 同事の仲間たち 3 諸相のおわりに
おわりに「柳宗悦」―大乗仏教の精神と宗教美学
「民藝」運動とともに浄土信仰への関心が深く、木喰仏に光を当て、妙好人に注目した柳宗悦。本書は、柳の幅広い学究的足跡と人脈等を辿りながら、浄土信仰に関心を寄せた「仏教者」としての一面を掘り下げて、その実像を浮き彫りにする一冊。
民藝研究家・美術評論家で宗教哲学者でもある柳宗悦(やなぎ むねよし/1889-1961)は、東京に生まれ、学習院高等科在学中に文藝・美術雑誌『白樺』の創刊に参画する。東京帝国大学卒業後、東洋大学で教壇に立ち、「芸術と宗教」の関係に関心を寄せる一方で、朝鮮の美術や文化にも惹かれていく。また、河井寛次郎・浜田庄司らとともに、無名の職人が製作し、民衆が日常生活で使う日用品の中に「美」を見いだす「民藝」運動を提唱する。晩年は、仏教とりわけ浄土信仰としての他力念仏門や妙好人への関心を高め、その著『南無阿弥陀仏』(1955年刊)へと結実していく。
『南無阿弥陀仏』は岩波文庫にも入っており、現在も版を重ね続けている。民藝運動家としての柳宗悦を取り上げた研究書はこれまでも刊行されているが、本書は、柳の仏教者としての側面に焦点を当て、民藝美学の基盤を浄土思想に求めた仏教者としての姿を中心に描いた評伝である。本書の帯に推薦文を寄せられた若松英輔氏(批評家・随筆家)の言葉(帯文)が、本書の観点と問いかけを言い尽くしている。
「民藝運動は、民衆による美の創造の発見であるだけでなく、信の深まりを明示しようとする試みでもあった。美は人を救い得るのか。柳宗悦の根本問題がここで問い直されている。」
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2022年05月25日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 佼成出版社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784333028696 |
| ページ数 | 328 |
| 判型 | 46 |

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