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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2022年05月25日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 新潮社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784106038808 |
| ページ数 | 220 |
| 判型 | 四六変 |
構成数 : 1枚
はじめに
第一章 ラケットを携えた老提督――南雲忠一大将(日本海軍)
硬直していた海軍人事/「車牽き」の声望を集める/「艦隊派」の闘将/剛直さの陰の小心/責められる南雲/真珠湾第二撃をめぐる議論/サイパンに死す
第二章 「高潔な武人」だったのか?――カール・デーニッツ元帥(ドイツ海軍)
カイザーの海軍士官/敗北を認めず/ナチズムへの傾倒/非情なる指揮/敗戦と戦後
第三章 多面体の「猛将」――ジョージ・S・パットン大将(アメリカ合衆国陸軍)
良家の子弟/志願してメキシコ遠征へ/戦車隊へ/再び戦場へ/「カリスマ指揮官」/兵士殴打事件/四番目に優秀な将軍?
第四章 影を負わされた光――水上源蔵中将(日本陸軍)
死地に赴く将軍/個人宛ての死守命令/参謀辻政信の真意/守備隊は死力をつくして/類をみない兵隊への愛情/「軍神と称せしむ」/将軍自決/語るに落ちる/魂の司令官
第五章 死せる提督の呪縛――トム・フィリップス大将(イギリス海軍)
大艦巨砲主義の司令長官/「ノー・サンキュー」/イギリスでは知られていない/フィリップス戦死の真実/向こう意気の強い捕虜/死せる提督生ける日本海軍軍人を束縛す
第六章 挫折した機甲師団長――シャルル・ド=ゴール准将(フランス陸軍)
将軍候補となった「でかアスパラガス」/初陣で白兵戦の無力を知る/「国民的英雄」に救われる/ペンの闘争/ドイツ鋼鉄軍の来襲/「ゆけ、ド=ゴール!」
第七章 「経済参謀総長」の憂鬱――ゲオルク・トーマス歩兵大将(ドイツ陸軍)
新しい戦争観を持った軍人/完成しなかった軍備最優先の経済/「飢餓計画」への関与/職を逐われる/抵抗運動に参加していたトーマス
第八章 消された英雄――ハンス・ラングスドルフ大佐(ドイツ海軍)
前途有望な青年士官/暴れまわる「ポケット戦艦」/ラプラタ沖海戦と自決/ラングスドルフは公式に再評価されるか
第九章 「幸運」だった将軍――ゲオルギー・K・ジューコフ(ソ連邦元帥)
毛皮職人の徒弟から赤軍将校へ/粛清を逃れて/選ばれた理由/指揮権を奪う/苦戦ののちの辛勝
第十章 医学と人種主義――エルンスト・ローデンヴァルト軍医少将(ドイツ陸軍)
頭角を現した青年軍医/「人種衛生学」を唱える/ナチズムに再接近する「将軍閣下」/「地誌医学」と軍への復帰/隠された負の履歴/戦後も続く栄光
第十一章 霜おく髪――山口多聞中将(日本海軍)
良家のエリート/航空指揮官への転身/烈々たる闘志/断たれた可能性
第十二章 非エリートの凄み――ウィリアム・スリム元帥(イギリス陸軍)
這い上がってきた陸軍将校/日本軍との対決/インパールの罠/作戦次元で競り勝ったスリム/「焼き印のない牛」
終章 現代の指揮官要件――第二次世界大戦将帥論
主要参考文献
初出一覧
南雲は、デーニッツは、そしてパットンは、本当に「名将」だったのか?
猛将、賢将、凡将、愚将――。大戦をリードした参戦各国の指揮官たちにつきまとう「評価」は、本当に正しいものなのか。戦後永らく日本を支配してきた俗説を排し、日進月歩の最新研究に基づいて明かされる、将軍たちの知られざる言動と意外な横顔。戦後七十七年、ついに登場した『独ソ戦』の著者による軍人評伝の決定版!

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