Rampant

ブリティッシュHR/HMシーンの創世記に産声を上げ、幾度かのメンバーチェンジを経ながらも、今も現役バリバリで活躍し続けているスコットランド出身のハード・ロック・バンド、NAZARETH。キャリア半世紀以上を誇る彼らの初期作品がリマスター音源にボーナス・トラックを追加収録した"エクスパンデッド・エディション"で復活!ブリティッシュ・ハード・ロック・サウンドのサザン・ロックのテイストが加わった1974年の5作目がライヴ音源をボーナス・トラックに加えた2010年リマスター音源で復活!

ブリティッシュHR/HMシーンの創世記に産声を上げ、幾度かのメンバーチェンジを経ながらも、今も現役バリバリで活躍し続けているスコットランド出身のハード・ロック・バンド、NAZARETH。キャリア半世紀以上を誇る彼らの5作目が2010年リマスター音源にボーナス・トラックを追加収録した"エクスパンデッド・エディション"で復刻される。

1968年にスコットランドのダンファームリンで結成されたナザレス。地元のパブやクラブでライヴを行うことこからスタートした彼らは、やがてロンドンへと移り、1971年にデビュー・アルバムをリリースする。そんな彼らがロック・シーンの注目を集めるようになったのは、ディープ・パープルのロジャー・グローバーがプロデュースを手掛けた1973年のサード・アルバム『RAZAMANAZ』からだった。(ちなみにセカンド・アルバムをリリースした時、彼らはディープ・パープルのオープニングを務めている)『RAZAMANAZ』からは、全英TOP10入りした「Broken Down Angel」をはじめ、「Bad Bad Boy」などのヒットを生み出し、続けてリリースされた『LOUD 'N' PROUD』も、ジョニ・ミッチェルのカヴァーである「This Flight Tonight」がUKだけでなく、カナダやドイツでもヒットとなった。さらに彼らは1974年の『RAMPANT』そして1975年の『HAIR OF THE DOG』とコンスタントにアルバムをリリースし、「My White Bicycle」、そしてバンドにとって唯一の全米ヒットとなった「Love Hurts」などのロック・ヒットを生み出した。

その後、幾度かのメンバー・チェンジを行いながら、彼らはコンスタントにアルバムとツアーを行い続けていくが、1993年、彼らに再びスポットライトが当たった。GUNS 'N' ROSESが『"THE SPAGHETTI INCIDENT?"』に彼らの「Hair Of The Dog」のカヴァーを収録したからである。その後、2006年にキーボードのJohn Lockeが亡くなり、2013年にはオリジナル・ヴォーカリストのDan McCaffertyが健康上の理由で引退を表明するが、NAZARETHは新たなメンバーを迎えて活動をつづけ、結成50周年となる2018年にはスタジオ・アルバム『TATTOOED ON MY BRAIN』を、さらに今年4月には最新スタジオ・アルバム『SURVIVING THE LAW』をリリース。現在も尚、精力的に活動を続けている。

【RAMPANT】
ブリティッシュ・ハード・ロック・サウンドにサザン・ロックのテイストが加わった5thアルバム。(1974年作品)
今作も全英アルバム・チャート10位、ドイツやオーストリア、ノルウェーでもTOP10入りを果たした本作からは「Silver Dollar Forger」や「Shanghai'd in Shanghai」などのロック・アンセムなどが生まれている。
またディープ・パープルのロジャー・グローバーがプロデュースを手掛けてた最後のスタジオ・アルバムでもある。

ボーナス・トラックには"BBC In Concert"のために収録された1973年ロンドンでのライヴ音源7曲と、シングル「Love Hurts」のB面曲である「Down」を収録。

Nazareth's second album of 1974 finds the group tempering the four-on-the-floor hard rock attack they developed on Loud and Proud by working a surprising and effective Southern rock edge into the songs. The end result is an album that sounds like a crossbreeding of early AC/DC and Lynyrd Skynyrd at their hardest rocking. Some of the country-tinged highlights include "Glad When You're Gone," a funny kissoff to an unwanted lover that pairs hillbilly-styled singing with wah-wah-drenched guitar riffs, and "Jet Lag," a tongue-in-cheek look at life as a touring rock & roller that is driven by some. However, the finest song in this vein is the powerful opener "Silver Dollar Forger"; this hard rocking tale of an outlaw racing home with the cops on his tail has a suprisingly elaborate arrangement and plenty of driving guitar riffs. It feels like the theme song to the great 1970s car chase movie that never was. Rampant also spawned a hit single and radio favorite with "Shanghai'd in Shanghai," a pile-driving rocker that works an effective stomping beat into its shout-along chorus. The downside of this album is that it lacks the experimental edge of Razamanaz; there is little variation in the style or musical elements from song to song. That said, Rampant is a consistently energetic and engaging collection of Southern-tinged hard rock that will please Nazareth's fanbase and may even win over fans of groups like Lynyrd Skynyrd and Molly Hatchet with its effective grasp of Southern boogie. ~ Donald A. Guarisco