2020年にリリースされたダン・ペンの26年振りとなるスタジオ・レコーディングによる待望の新作「リヴィング・オン・マーシー」はヒューマン・スピリッツに満ちたソウルフルな歌唱と素晴らしい楽曲で多くのファンを魅了してくれました。そのダン・ペンの2017年作「サムシング・アバウト・ザ・ナイト」以来、5年振りとなるデモ・シリーズ第5弾としての待望の新作、「プロディガル・サン」が2022年に登場♪
今作の内容はゴスペルで、「リヴィング・オン・マーシー」で人間として正しく生きることの大切さ等を表現し、その後、心臓関連の手術を受けて無事に成功したという自身の心境を表現するのに最適と思えるテーマでしょう。SSW、カントリー・ソウル等のファンのみならず一人でも多くの方に触れていただきたいヒューマンな歌唱と歌が聞けること請け合いです。新たなホワイト・ゴスペルの名作誕生の予感♪
「プロディガル・サン」はダン・ペンのソング・ライティングのパートナーであるフランク・キャノンの自宅のスタジオで共作、共演してレコーディングした8曲をメインとして仕上げたゴスペル・ソング集。
フランク・キャノンはアラバマ州ラマー郡にあるビーバートンという町で生まれ、現在も同じ町に住むマルチ・インスト奏者、シンガー、ソングライター、コンポーザー、オーディオ・エンジニア、プロデューサーで、今作ではギター、ピアノ、ハモンドB-3オルガン等をプレイしています。フランクとダンの初の共作は2013年にリリースされたデモ・シリーズ第3弾「アイ・ニード・ア・ホリデイ」に収録された「オーヴァーテイクン・バイ・ラヴ」と今作にも収録された「セット・ザ・テーブル」の2曲。2017年のデモ・シリーズ第4弾「サムシング・アバウト・ザ・ナイト」では「ナッシング・キャン・キープ・ユー・ヒア」が収録されていました。
冒頭の「スカード・フォー・ライフ」はアルバムの裏ジャケットの写真を見ながら聞きたい、ダンとフランクの慈愛に満ちたデュオがリスナーの心に光を差し込んでくれるようなサウンドと歌唱が秀逸。5曲目の「アウト・オブ・ザ・ブルー」はカーソン・ウイットセットの美しくゆったりとしたピアノをバックにしたダン・ペンの味わい深い歌唱が聞く者の心に沁みこんでいくようです。なお、この曲はダン・ペン、カーソン・ウイットセット、バッキー・リンゼーの3名による共作。10曲目のラストを飾る「イン・ザ・ガーデン」は2019年10月3日、アラバマ州フローレンスで行われた故ドニー・フリッツの告別式でダン・ペンがアコギ一本をバックに歌ったパブリック・ドメインのゴスペル・ソングの実況録音を収録。ダンの歌唱が終わると参列者からの拍手でアルバムは幕を閉じます。
発売・販売元 提供資料(2022/05/25)