白と枝が大島輝之(sim、liiil、《《》》他)をプロデューサーに迎え制作した渾身の1stフル・アルバムがアナログ化です!
2016年から現在の名義で東京を拠点に3人組のユニットであるゆうれい(浮・松井亜衣・白と枝)でも活動する気鋭のシンガー・ソングライター白と枝。やくしまるえつこ/相対性理論とのコラボレーション、大谷能生との「リアルタイム作曲録音計画」などでも活動し、ソロでも2017年にアルバム『Cell Music』を発表している大島輝之をプロデューサーおよびレコーディング/ミキシング・エンジニアとして迎えて制作された『さみどりの眠り』が遂にアナログ化となりました。白と枝自身のヴォーカルとアコースティック・ギターに加え、大島もギター等の楽器を担当しているほか、守屋拓之がチェロ演奏で参加。マスタリングは折坂悠太やさとうもか、TAMTAMの作品などを手掛ける中村公輔(Kangaroo Paw / Shinkhai Studio)が担当。初のオフィシャル音源となる本作は繊細ながらキャッチーなメロディとアレンジが特徴的なA1「みずうみ」や軽快なメロディーとアレンジが光るB-4「シルク」など全12曲を収録。大島のプロデュースにより普遍性と実験性がブレンドされ、丁寧なアレンジワークにより楽曲が持つ美しさと瑞々しくも儚い絶妙なポップ感、そして彼女の可憐な歌声の魅力が存分に引き出された作品です。
写真撮影はスピッツやきのこ帝国等のCDジャケットも手掛ける写真家のかくたみほが担当しています。
発売・販売元 提供資料(2022/05/17)
淡く透き通っていて、どうにも儚げな歌声が人々を惹きつけてやまない女性シンガー・ソングライターの初作が届いた。木漏れ日のような温かさ、妙な懐かしさを覚える楽曲が並んでいるが、展開の読めないメロディーの妙味といい、ユニット名の如く常に不思議な余韻を残すところがいちばんの魅力。エクスペリメンタルにしてオーガニック、かつポップなサウンドを創造する大島輝之のプロデュース・ワークも光りまくりだ。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.433(2019年11月25日発行号)掲載)