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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2022年05月18日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 新潮社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 新書 |
| SKU | 9784106109508 |
| ページ数 | 239 |
| 判型 | 新書 |
構成数 : 1枚
一汁一菜でよいと私が思うに至るまで
第一部 料理は一生のもの――父、土井勝の名の陰で
『きょうの料理』と同い年◆料理は真面目なもの◆元祖。たらこスパゲティ◆「家庭料理は女がするもの」でした◆海軍の調理法◆父の料理学校◆おふくろの味◆口癖は「旬が大事です」◆父、土井勝のこと◆一粒のご飯にも神様がいた◆もう、勉強ばかりするのは嫌です◆ポール・マッカートニー命◆『食生活と身体の退化』を読む◆周りの素敵な人に磨かれた美意識
第二部 料理って、こういうことなんだ――フランスでの料理修業
大学を休学してスイスに◆語学学校でカンニングは許されるか◆生まれて初めての厨房で◆書き写しただけのレシピ◆「人間が選ぶ」西洋と「おのずからなる」日本◆五つ星ホテルの超クラシックな厨房◆日本を離れた初めての一年間◆神戸「ビストロ・ド・リヨン」◆自覚していた弱い自分◆食の都リヨンのシンボル「ポール・ボキューズ」◆フランスにおける一汁一菜、野菜スープとチーズとパン◆毎日の野菜スープは水で煮る◆違いを愛するフランス流の寛容◆「食べる人」の意志は尊重される◆人間中心主義から生まれたフランス料理◆料理をしながら食べる伝統文化◆一人で旅して食べる◆アラン・デュカスのファンになる◆ヌーベル・キュイジーヌと大阪万博◆フランス料理と日本料理の出会い◆芸術になったフランス料理◆コース料理という楽曲アルバム◆影響し合い、グローバル化する料理◆料理とは何かを学んだロワイエット村◆新しいフランス料理は素材重視◆よき料理は自然とつながっている◆おいしさだけではない料理の価値観
第三部 料理の「顔」と「目的」を見極める――「味吉兆」で学んだこと
日本料理がわからないと自覚する◆味吉兆主人・中谷文雄◆調理場の厳しさがもたらす心地よさ◆「すっとこどっこい」と叱られる◆「全力でする仕事」と「ええ加減にする仕事」◆タブーを冒さないといけない◆味吉兆の「バンザイ」◆繊細な包丁の仕事◆家庭とプロの包丁の違い◆包丁くらべ◆それぞれの立場で日本一を目指す◆まねること、まなぶこと◆日本料理のエレガンス◆湯木貞一という天才◆「世界の名物 日本料理」◆懐石料理の極意とは◆何もないゼロから始まる懐石料理◆お茶があるか、お茶がないかの基準◆日本一美しい盛り付け◆自分には見えなかった価値◆美は至るところに現れる
第四部 家庭料理とは、無償の愛です――料理学校で教える立場に
料理をなめてはいけない
料理に失敗なんて、ない。「一汁一菜でよい」という、家庭料理の斬新なスタイル。そこに至るまでの修業、出会い、発見、迷い……、すべては人を幸せにする料理につながっていく。
料理に失敗なんて、ない――レストランで食べるものと家で食べるものとを区別し、家庭では簡素なものを食べればよい、という「一汁一菜」のスタイルを築いた料理研究家・土井善晴。フランス料理、日本料理の頂点で修業を積んだ後、父と同じ家庭料理研究の道を歩む人生、テレビでおなじみの笑顔にこめられた「人を幸せにする」料理への思い、ベストセラー『一汁一菜でよいという提案』に至るまでの道のりを綴る。

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