これが"彼の" 次なる進化形――!
オーストラリアのインディー・ソウル・エレクトロニック・アーティスト、ニック・マーフィー。"チェット・フェイカー"としても活躍する彼が新たなバンド、ザ・プログラムとともに今度はニック・マーフィー名義で新たなバンドを完成させた。
これまでのアルバムとは鮮やかなコントラストを成す、アメリカーナの影響を感じさせるフォーキーな最新作『TAKE IN THE ROSES』が配信に続き遂にCDでも発売決定!
オーストラリアのインディー・ソウル・エレクトロニック・アーティスト、チェット・フェイカー。2014年にデビュー・アルバム『BUILT ON GLASS』でオーストラリアのグラミー賞と呼ばれるARIAアワードを受賞しブレイクを果たし、フジロック・フェスティヴァルにも出演を果たした彼だが、2016年、本名のニック・マーフィー名義でも活動していくことを発表し、2019年に『RUN FAST SLEEP NAKED』をリリース。そして昨年、チェット・フェイカー名義で約3年ぶりのアルバムとなる『HOTEL SURRENDER』を発売した。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2022/05/13)
常に"次なる形"としての自分を追求しながら作品を発表し続けている彼だが、今度は"ニック・マーフィー"として新たなるアルバムをCDとアナログでリリースする。それが配信で昨年12月に発売された『TAKE IN THE ROSES』だ。チェット・フェイカー名義の『HOTEL SURRENDER』から1年未満という短い期間で制作された本作は、彼の新たなる音楽的試みに溢れた作品だ。Nick Kinsey(Waxahatchee、Kevin Morby)、Jake Falby(Chet Faker、Julie Byrne)、Tim LappinとTim Mislockをフィーチャーした新たなバンド、The Programと制作した初のアルバムとなる『TAKE IN THE ROSES』は、ニックの長年のコラボレーター、Dave Harrington(Darkside)をプロデューサーに迎え、アメリカはテキサス州、トーニロにあるソニック・ランチでソングライティングからレコーディングまで行われた。パンデミックで世界がロックダウンに入る前に制作された本作は、ライヴ・レコーディングでほぼ録音され、これまで彼が"チェット・フェイカー"、そして"ニック・マーフィー"として発表してきた作品とは異なるベクトルにあることを感じさせる、アメリカーナの影響などが反映された作品となっている。ちなみにローリング・ストーン誌のオーストラリア版とのインタビューでニックは、ヴァン・モリソンの『ASTRAL WEEKS』のようなアルバムを作りたかったと語っていたそう。ミュージシャンたちと一つのスタジオに籠り、ただ音楽を作りつづけて生まれた本作について、ニックは次のように語っている。「このアルバムは様々な理由において大事なんだけど、何か一つ理由を挙げるとしたら、作るのが楽しかったということだ」
アルバムのリード・シングルとなる、ニックが過去に思いを馳せたどこかノスタルジックでセンチメンタルな「Old Dog」を聴けば、アルバムが示すサウンドスケープが見えてくるだろう。アルバムの制作過程を収録したビデオとニックの父が昔8mmで撮影した古いロード・トリップの映像のコラージュからなるミュージック・ビデオも曲が持つノスタルジックな雰囲気を盛り上げている。
これまでのニック・マーフィーやチェット・フェイカーの作品とは鮮やかなコントラストを見せている最新作『TAKE IN THE ROSES』。新たなる音世界を目指し、常に進化・変化し続ける彼の"最新の形"が本作にある。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2022/05/13)