2015年に発表したデビュー作『ディンキング・イン・ザ・シャドウズ・オブ・ジズー』がラジオをはじめとする多くのメディアで大きな反響を呼んだUKのマルチ・インストゥルメンタリスト、バスティン・ケブ。ジェイミー・カラム、ジャイルス・ピーターソン、ヒュー・スティーブンスらをはじめとする人気DJ達から多大なる支持を受けてきた彼は、ジャズ、ソウル、ファンクを融合し、ヒップホップのテイストが加わったその独特のサウンドからボン・イヴェールやジェイ・ポールらと比較されることが多かった。そんな彼が、 2021年発売『ザ・キリング・オブ・ユジーン・ピープス』に続く4作目を完成させた! (C)RS
JMD(2022/05/17)
ジェイミー・カラムやジャイルス・ピーターソンらから多大なる支持を受けるバスティン・ケブの新作!!
2015年に発表したデビュー作『ディンキング・イン・ザ・シャドウズ・オブ・ジズー』がラジオをはじめとする多くのメディアで大きな反響を呼んだUKのマルチ・インストゥルメンタリスト、バスティン・ケブ。ジェイミー・カラム、ジャイルス・ピーターソン、ヒュー・スティーブンスらをはじめとする人気DJ達から多大なる支持を受けてきた彼は、ジャズ、ソウル、ファンクを融合し、ヒップホップのテイストが加わったその独特のサウンドからボン・イヴェールやジェイ・ポールらと比較されることが多かった。そんな彼が、2021年発売『ザ・キリング・オブ・ユジーン・ピープス』に続く4作目、『オルガン・リサイタル』を完成させた。
アルバム『オルガン・リサイタル』は、自己不振と孤独から逃れるためのファンタジーの世界として考案された。現実世界の亀裂から垣間見られる日常の断片。それは、遠くから聞こえる車の警報や夜行バスの乗客のヘッドホンから漏れる音、雨漏りする屋根から滴る雨やサイレン音。それらが、想像の入り混じった思い出と、深夜の内なる声の会話からつなぎ合わされた夢のような旅を作り上げた。一部サウンド・トラック、一部ビート・テープ、一部記憶、そして残りの一部は夢から成る楽曲たち。そしてそれは、前作『ザ・キリング・オブ・ユジーン・ピープス』で閉じた幕の直後であり、まるで二つの作品のギャップを感じさせない仕上がりとなっている。
制作に影響を与えた著名人は幅広く、デヴィッド・アクセルロッド、ケイト・ブッシュ、ロイ・オービソン、マッドリブからデルフォニックスまで。マルチ・インストゥルメンタリストならではのバスティンは今作でもギター、トランペット、ベース、ドラム、ピアノ、フルートなどを演奏しているほか、独特で異世界的なレイヤーされたハーモニー・ヴォーカルも健在である。ロンドン、サマセット、そしてバスティンの故郷であるレミントン・スパのさまざまなベッドルームにて、彼が倉庫の夜勤の仕事をしている孤独な時期に書かれ、自身で演奏、レコーディング、エンジニアリング、プロデュース、ミックスも手掛けている。さらにゲストも、ヴァイオリンやハープ、バック・ヴォーカリストらが参加している。想像力に富んだチャンバー・ファンク、歪んだアンチ・バラード、そしてシネマティックなインストゥルメンタルが混合した今作『オルガン・リサイタル』。抜群の音楽的センスと創造力を持ち合わせたバスティンらしい作品が、またひとつ誕生した。
発売・販売元 提供資料(2022/05/13)
曖昧なるプロローグと深遠なるモノローグ。薄暗い視界に刺す灯りに輪郭が現れる。ミュータントなデビュー作『ディンキング・イン・ザ・シャドウズ・オブ・ジズー』が大きな反響と波紋を生んだUKマルチ奏者(ギター、トランペット、ベース、ピアノ、フルートなど)バスティン・ケブ。ジャズ、ソウル、ファンク、ヒップホップをシームレスな個に昇華したサウンドはボン・イヴェールらと同等。過去作での映画インスパイアな作品でも顕著なサントラの質感を併せ持つミニマルジャズやサイケフォークの闇音。
intoxicate (C)黒田"ハイプ"朋規
タワーレコード(vol.158(2022年6月20日発行号)掲載)