書籍
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日本近代村落の起源
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商品の情報
フォーマット |
書籍 |
---|---|
構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2022年05月16日 |
---|---|
規格品番 |
- |
レーベル |
|
ISBN |
9784000615341 |
版型 |
A5 |
ページ数 |
338 |
商品の説明
地租改正による近世村落の解体は、村請制に支えられてきた秩序を全面的に崩壊させた。未来への予期を欠いたまま、資源を奪い合い、暴力におびえる住民たち。人々は〈未熟なリヴァイアサン〉、すなわち力を持たない政府の裁定を仰ぎ、相互監視の規約を改めて交わす。近世・近代移行期における日本社会の根本的な変容を描く。
作品の情報
収録内容
構成数 | 1枚
凡例
序論 「美風」の行方、「淳風」の来歴
一 課題としての近代村落
二 近代日本の村落概観──行政村と自然村
三 先行研究
(1)戦前・戦時の村落論
(2)戦後の村落論
四 本書の課題
第I部 村請制村落から近代村落へ──地租改正前後の変容
第一章 明治初期の村運営と村内小集落
はじめに
一 大麻生村と村内の「組」
二 大麻生村の村政機構と「組」
三 大麻生村の貢租徴収と「組」
(1)明治二(一八六九)年の貢租徴収
(2)明治四(一八七一)年の貢租徴収
(3)明治七(一八七四)年・八(一八七五)年の貢租徴収
四 大麻生村の財政と「組」
(1)明治二(一八六九)年~五(一八七二)年の村財政
(2)明治六(一八七三)年の村財政
(3)明治八(一八七五)年の村財政
むすび
第二章 村請制と堤外地
はじめに
一 大麻生村における割地の存在形態
二 壬申地券発行後の堤外地
三 堤外地をめぐる村規約と番人
四 上組・下組と割地
五 地租改正と共有地の分割
むすび
第II部 地租改正の遂行過程──壬申地券発行・耕宅地・山林原野
第三章 壬申地券と村請制
はじめに
一 大蔵省の検地回避方針
(1)神田孝平と検地回避方針
(2)検見と検地
(3)府県の伺と大蔵省の対応
二 地券と租税──武蔵国比企郡宮前村の場合
(1)明治二(一八六九)年における耕地の状況
(2)明治二(一八六九)年~明治五(一八七二)年の貢租徴収
(3)壬申地券の発行過程
(4)壬申地券発行の結果
(5)壬申地券と貢租
むすび
第四章 地価決定の制度的問題
はじめに
一 地価をどのように決めるか
二 地押丈量と諸役職
(1)「区内惣代人」
(2)「地租改正総代人」
(3)「地主総代人」
(4)区戸長・地租改正総代人・地主総代人の関係と機能
三 地位等級調査と諸役職
(1)模範組合の設定と地主総代人・代理人・議員
(2)全管の「権衡」と地租改正顧問人・地租改正大総代
(3)全管巡回調査と県庁への委任
むすび
第五章 林野官民有区分の構造
はじめに
一 近世・近代日本の林野制度
二 森林政策の動向
三 地租改正以前の福島県庁と官有林野
四 地租改正後の福島県における官有林野管理
五 官有林野増大の要因
六 会津六郡民有地引き直し
むすび
第III部 相互監視の場としての村落の再建
第六章 官有地・御料地と無断開墾問題──富士山南麓の場合
はじめに
一 富士山南麓原野の官民有区分
(1)近世の富士山南麓
(2)官民有区分と民有地下げ戻し運動
二 開墾の進展
(1)山本長五郎(清水次郎長)の開墾
(2)大渕村および周辺諸村の動向
(3)粟倉村口における学資畑の開墾
(4)開墾地の拡大と県庁の対応
三 御料地編入と開墾地
(1)県庁と宮内省の交渉
(2)地元の動向と行政訴訟
(3)個別貸与と開墾地の状況
むすび
第七章 明治中期の大字・行政村・町村組合
はじめに
一 行政村の形成
二 行政村と大字
三 山林をめぐる大字・行政村・町村組合
四 大字の機能
むすび
結論 日本近代村落の起源
一 得られた知見
二 若干の含意
三 再び、課題としての近代村落へ
初出一覧
あとがき
索引
序論 「美風」の行方、「淳風」の来歴
一 課題としての近代村落
二 近代日本の村落概観──行政村と自然村
三 先行研究
(1)戦前・戦時の村落論
(2)戦後の村落論
四 本書の課題
第I部 村請制村落から近代村落へ──地租改正前後の変容
第一章 明治初期の村運営と村内小集落
はじめに
一 大麻生村と村内の「組」
二 大麻生村の村政機構と「組」
三 大麻生村の貢租徴収と「組」
(1)明治二(一八六九)年の貢租徴収
(2)明治四(一八七一)年の貢租徴収
(3)明治七(一八七四)年・八(一八七五)年の貢租徴収
四 大麻生村の財政と「組」
(1)明治二(一八六九)年~五(一八七二)年の村財政
(2)明治六(一八七三)年の村財政
(3)明治八(一八七五)年の村財政
むすび
第二章 村請制と堤外地
はじめに
一 大麻生村における割地の存在形態
二 壬申地券発行後の堤外地
三 堤外地をめぐる村規約と番人
四 上組・下組と割地
五 地租改正と共有地の分割
むすび
第II部 地租改正の遂行過程──壬申地券発行・耕宅地・山林原野
第三章 壬申地券と村請制
はじめに
一 大蔵省の検地回避方針
(1)神田孝平と検地回避方針
(2)検見と検地
(3)府県の伺と大蔵省の対応
二 地券と租税──武蔵国比企郡宮前村の場合
(1)明治二(一八六九)年における耕地の状況
(2)明治二(一八六九)年~明治五(一八七二)年の貢租徴収
(3)壬申地券の発行過程
(4)壬申地券発行の結果
(5)壬申地券と貢租
むすび
第四章 地価決定の制度的問題
はじめに
一 地価をどのように決めるか
二 地押丈量と諸役職
(1)「区内惣代人」
(2)「地租改正総代人」
(3)「地主総代人」
(4)区戸長・地租改正総代人・地主総代人の関係と機能
三 地位等級調査と諸役職
(1)模範組合の設定と地主総代人・代理人・議員
(2)全管の「権衡」と地租改正顧問人・地租改正大総代
(3)全管巡回調査と県庁への委任
むすび
第五章 林野官民有区分の構造
はじめに
一 近世・近代日本の林野制度
二 森林政策の動向
三 地租改正以前の福島県庁と官有林野
四 地租改正後の福島県における官有林野管理
五 官有林野増大の要因
六 会津六郡民有地引き直し
むすび
第III部 相互監視の場としての村落の再建
第六章 官有地・御料地と無断開墾問題──富士山南麓の場合
はじめに
一 富士山南麓原野の官民有区分
(1)近世の富士山南麓
(2)官民有区分と民有地下げ戻し運動
二 開墾の進展
(1)山本長五郎(清水次郎長)の開墾
(2)大渕村および周辺諸村の動向
(3)粟倉村口における学資畑の開墾
(4)開墾地の拡大と県庁の対応
三 御料地編入と開墾地
(1)県庁と宮内省の交渉
(2)地元の動向と行政訴訟
(3)個別貸与と開墾地の状況
むすび
第七章 明治中期の大字・行政村・町村組合
はじめに
一 行政村の形成
二 行政村と大字
三 山林をめぐる大字・行政村・町村組合
四 大字の機能
むすび
結論 日本近代村落の起源
一 得られた知見
二 若干の含意
三 再び、課題としての近代村落へ
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