故・Jon Hiseman(dr/per)と故・Dick Heckstall-Smith(sax)を中心に1968年結成されたBritish Jazz Rockを代表する名バンド、2014年『TIME ON OUR SIDE』以来約8年振りとなるスタジオ新作が独<Repertoire Records>よりリリース! (C)RS
JMD(2022/05/17)
60年代より活動を続ける名ブリティッシュ・ジャズ・ロックバンド、COLLOSSEUM。約8年振りとなるスタジオ・アルバムの新作が帯・解説付きでリリース!!
故Jon Hiseman(dr/per)と故Dick Heckstall-Smith(sax)を中心に'68年結成されたBritish Jazz Rockを代表する名バンド、'14年『TIME ON OUR SIDE』以来約8年振りとなるスタジオ新作が独RepertoireRecordsよりリリース!
前作『TIME ON OUR SIDE』発表後の'15年にバンドは再び解散、その後もJon Hiseman/MarkClarke/Clem Clempsonの3名によるユニット:JCMが'18年には作品を発表するなど各メンバーは創作活動を続けておりましたが、その矢先'18年にJon Hisemanが逝去。それを契機に、作品の70年代初頭からリユニオン期にかけて長年バンドの中核として活動し続けてきた名プレイヤー、ChrisFarlowe(vo)・Clem Clempson(g)・Mark Clarke(b/vo)の3名に、GENTLE GIANTの名作『THREEFRIENDS』に参加した事で知られる英国出身のベテラン・ドラマー:Malcolm Mortimore(drs)をはじめKim Nishikawara(sax)、Nick Steed(key)らによって'19年に再度の再結成が行なわれました。本作はその新編成の第一弾となる作品です。
往年のブリティッシュ・ブルース/ジャズの延長線上にありながら、70年代オルガン・ロックを彷彿とさせる''First In Line''Story Of The Blues'・表題曲/'A Cowboy Song'における骨太なHRサウンド・レイドバックした'Tonight''Home By Dawn'とベテランならではの余裕も感じさせるバラエティ豊かな曲調を提示した、リユニオン期の諸作の作風を引き継ぐ形となる本作。円熟味を感じさせるリズム隊と渋くも技巧を凝らしたClemのギター・プレイもさることながら、冒頭の'First In Line'でいきなりハモンド・オルガンとサックスの強烈なソロ・プレイが炸裂するなど、Kim/Nickの若手勢の健闘ぶりも印象的です。何より前記したJCMの『HEROES』でも聞かれたMark Clarkeのエモーショナルで伸び/ツヤのあるその歌声は未だなお健在なのが嬉しい所。Hiseman夫婦の実子にしてソロ・シンガーとしても活躍するAna Gracey(vo)も前作に続いて'First In Line''Innocence'でパワフルな歌唱を聞かせ本作に華やかな色彩を加えております。60/70年代の姿とは確かに異なれども、極上のメロディーとブリティッシュ・ロックならではの芳醇な薫りに満ちたアレンジには往年のファンも唸る事間違いなしの秀作です!!
発売・販売元 提供資料(2022/05/13)