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交差する日台戦後サブカルチャー史

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フォーマット 書籍
発売日 2022年04月27日
国内/輸入 国内
出版社北海道大学出版会
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784832934146
ページ数 360
判型 46

構成数 : 1枚

序──歴史と記憶をめぐる日台戦後サブカルチャー研究………押野武志

従来の研究と本書の目的

歴史と記憶の交差

本書の構成と概要





I 歴史の交差



1950年代初期の禁書政策と中国語通俗出版………張 文菁

はじめに

1 40年代末から50年代初頭の台湾図書市場

2 空洞化する50年代の図書市場

3 台湾通俗小説の出現へ

おわりに



1970年代アジア系女性アイドル論………押野武志

はじめに──南島オリエンタリズムの回帰

1 1970年代前半のアジア系アイドルの登場とその背景

2 南沙織と南国イメージ

3 鄧麗君と「何日君再来」

おわりに─アイドルと愛国の現在形



台湾ニューシネマにおける歴史表象

──侯孝賢とエドワード・ヤンを中心に………趙 陽

1 『悲情城市』における歴史表象の再考

2 『台北ストーリー』における台北の歴史

3 『?嶺街少年殺人事件』におけるロックンロールの歴史

おわりに



台湾ノスタルジアを超えて──東山彰良と北方謙三………吉田司雄

1 台湾ノスタルジアの流行

2 北方謙三『望郷の道』

3 東山彰良『流』



感情労働からパフォーマンス労働へ──台北「メイド喫茶」の民族誌研究

………リーミンツォン・林 穎孟(大塚麻子 訳)

1 はじめに

2 参照文献と概念分析

3 研究方法

4 研究報告

5 ま と め





II 表象の交差



台湾は『マジンガーZ』で何をしたのか………横路啓子

1 台湾における「日本」の意味

2 『マジンガーZ』から『無敵鉄金剛』へ

3 子供の頃の思い出としての『無敵鉄金剛』

4 記号としての「無敵鉄金剛」

5 成り上がる文化



SF・ヘテロトピア・グローバルな近代性

──映画「神龍飛?」シリーズのSF的想像力

………楊 乃女(熊 雨青 訳)

はじめに

1 視覚論的転回とグローバルな近代性

2 台湾語SF映画と「神龍飛?」シリーズ

3 SF映画と近代性

おわりに



日台神仏図像学──キャラクター化する神仏と現代メディア

………今井秀和

1 現代日本のキャラクター文化

2 伝統的な神のキャラクター化

3 架空の神のキャラクター化

4 いわゆる「神様」図像

5 日本の流行神とグッズ

6 台湾の神仏キャラクター

7 日台の神仏キャラクターと信仰



ドキュメントコミック、ジェンダー、

そしてポスト3・11における情動の政治

………ト・メイコウ(藤井得弘 訳)

1 災難を表象する図像とエクリチュールの倫理

2 3・11の記録におけるジャンル/ジェンダーの政治

3 萩尾望都とゆうみえこの漫画における3・11の情動の政治

4 ドキュメントコミックにおける「災禍の表象」への省察

おわりに





III ミステリの交差



モンスターの越境

──台湾ミステリにおける犯罪リビドーの科学的想像力と身体に潜む恐怖

………陳 國偉(李 珮琪 訳)

1 科学はミステリ世界の神か、それとも悪魔か?

2 モンスターを作る

3 日本を翻訳する歴史

4 科学の他/?者化と身体の恐怖



「言えない秘密」をいかに翻訳するか

──叙述トリックから見る台湾における日本ミステリの受容

………金 儒農(李 珮琪 訳)

1 はじめに

2 「言えない秘密」──世界に対する不信任投票

3 台湾における「言えない秘密」

4 おわりに──叙述の壁は存在するか



妖怪から見る台湾現代ミステリの社会的位置づけ

………瀟湘神(張 可馨 訳)

1 台湾における妖怪ブームの文脈

2 台湾妖怪のブームがなぜ生まれたのか

3 妖怪は近代と共存できるか

4 ミステリの近代性

5 妖怪の近代化

6 結び





  1. 1.[書籍]

作品の情報

メイン
アーティスト: 押野武志吉田司雄陳國偉
著者: 涂銘宏

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