グラミー賞では新人賞をはじめ3部門でノミネートされるという華々しいデビューを飾ったシンガー・ソングライター、ジェイムス・ベイ。2018年リリースの2ndアルバムに次ぐ通算3作目のオリジナル・アルバム。 (C)RS
JMD(2022/05/17)
ジェイムス・ベイ、4年ぶりとなる待望のニュー・アルバム『リープ』
グラミー賞では新人賞をはじめ3部門でノミネートされるという華々しいデビューを飾ったシンガー・ソングライター、ジェイムス・ベイ。2018年リリースの2ndアルバムに次ぐ通算3作目のオリジナル・アルバム。
3月にリリースされた、今作からの1stシングル「ギヴ・ミー・ザ・リーズン」は、デビューの時から高く評価される熱くエモーショナルな歌と彼にしか出せない圧倒的な声の魅力が充分堪能できる、高揚感溢れる楽曲。この曲について本人は「この曲は、ある関係に日が沈んでいくのを見ながら、でもそこに終わりは必要ないと信じることについての曲で、まだうまくやっていける可能性を信じることについてのものだ」と話している。
ジェイムスは1月末から2月末にイギリスで開催されていたインディペンデント・ヴェニュー・ウィークという、独立系のライヴ会場そしてそこに関わる人たちを祝福するイベントにあわせて、本国イギリスをツアー。シンプルなスタイルで観客の近くでのパフォーマンスを行った。さらに4月には自身にとって3年ぶりになるというバンドを率いてのイギリス・ツアーも発表されている。そのツアーでは災害危機委員会というイギリスのチャリティ団体によるウクライナへのチャリティへの協力も行っている。
今作では1stで聴かせてくれた唯一無二の彼の歌、声を堪能できる、これぞジェイムス・ベイ!という作品が完成した。
発売・販売元 提供資料(2022/05/13)
素朴で実直、奇を衒わないデビュー当初のスタイルに舞い戻ったUKシンガー・ソングライターによる3作目。カントリー畑のデイヴ・コブや、ビリー・アイリッシュの兄フィニアス、ロードでお馴染みのジョエル・リトルらの協力を得ながら、でも驚くほどストレートで普遍的。自信喪失の体験、彼女や娘がMVに登場する"One Life"など日常を歌ったナンバーが共感を呼び覚ます。地に足の着いた生き様が聴こえてくる。
bounce (C)村上ひさし
タワーレコード(vol.464(2022年7月25日発行号)掲載)