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戦後教育学の再検討 上 歴史・発達・人権

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フォーマット 書籍
発売日 2022年05月02日
国内/輸入 国内
出版社東京大学出版会
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784130513517
ページ数 368
判型 A5

構成数 : 1枚

はじめに 戦後教育学の何を受け継ぎ、これからを構想するのか(田中昌弥)

第I部 歴史把握と教育

第1章 西欧近代と日本の教育――岩波講座『現代教育学』第四巻を中心に(寺崎弘昭・白水浩信)
はじめに――鏡としての「西欧近代」
一 「西欧近代」への問いを発条とする教育学
二 「公」教育の公教育への脱構築の「足場」としての「近代の教育価値」
三 トルソーによって開かれた問いのゆくえ
おわりに――ポジティヴィテの系譜学へ

第2章 「戦後教育学」と教育の歴史的研究
――『日本近代教育史』(岩波講座『現代教育学』第五巻)の系譜(横畑知己)
はじめに
一 岩波講座『教育』(全八巻)の刊行『日本近代教育史』――「教育の自由」の問題
二 勝田守一「教育の理論についての反省」――教育の歴史的研究の意味
三 勝田ゼミ「大正・昭和の教育思想」(一九五五―五七年)
――「教育の自由」と「児童中心主義」
四 勝田守一・堀尾輝久「国民教育における『中立性』の問題」(一九五八年、一九五九年)――「教育の自由」概念の深まり
おわりに

第3章 能力主義批判の思想――教育学的批判における人間観の問題へ(小林大祐)
はじめに
一 一九六〇年代における「多様化政策」
二 「多様化政策」の徹底と教育学の立場からの批判
三 「人間的成長」に関わる価値としての「教育的価値」
四 おわりに――続くべき探求へ向けて

第4章 若者の大人への移行と社会・教育――大衆社会収縮期の構造変容のもとで(乾 彰夫)
一 一九九〇年代以降の社会変容
二 若年非正規雇用の状況
三 不安定就労層の移行過程の実態
四 イギリスとの比較
五 教育と社会にとっての課題

第II部 子ども観と発達観

第1章 子どもへの関心の質を問う教育学の一系譜(田中孝彦)
一 子ども・教育・教育学への私の関心
二 恵那の子どもたちの生活綴方作品との出会い
三 子どもの「自己」「時間」の感覚・意識の育ちの問題
四 世界の人間発達とその援助・教育についての新しい研究潮流
五 子どもへの関心の質をめぐる問題

第2章 発達論と保育を受ける権利
――保育実践における〈学び〉での「ケア的関係性」に着目して(亀谷和史)
はじめに
一 「養護と教育の一体性」としての保育――「養護」と「ケア(care)」は同じか
二 「ケア(care)」の定義と「ケア的関係性」の発達論的理解
三 自己決定を促す〈学び〉での「ケア的関係性」――保育実践事例をとおして
四 〈学び〉のなかでの「ケア的関係性」の視点と「保育を受ける権利」

第3章 発達教育学における「女性」と「家庭」(中嶋みさき)
はじめに
一 発達教育学における「家庭」――家庭教育を手掛かりとして
二 社会的諸関係と「女性」
三 発達教育学に学ぶジェンダー平等教育の課題

第4章 発達における超越の視点――発達と脱発達の二重写し(西平 直)
一 発達の思想は「超越」の視点を含むか
二 ユング心理学の「個性化」を手がかりとして――発達の中に脱発達を見る
三 稽古の思想を手がかりとして――発達の中に脱発達が育つ
四 発達における超越の視点――発達と脱超越の循環の中に入り込む

第5章 発達教育学の系譜――ドベス再考を中心として(横湯園子)
はじめに
一 発達教育学への道
二 日本における発達教育学への道
おわりに

第III部 人権としての教育

第1章 「国民の教育権論」継承の視点
――堀尾輝久「国民の教育権論」と今日の教育学の課題(佐貫 浩)
一 堀尾「国民の教育権論」の意義
二 堀尾理論への批判の展開と継承の視点
三 政治と教育の関係認識をめぐって
――小玉重夫の戦後教育学認識と「教育の再政治化」論批判
四 おわりに――「国民の教育権論」との誠実な対話を

第2章 子どもの権利――比較のなかの日本の子ども固有の権利論(世取山洋介)
はじめに
一 子どもの権利論の政治史的起点
二 子どもの権利論の政治的再生
三 日本の子どもの権利論の固有性と意義
四 子ども固有の権利論の到達点と現代的課題
おわりに

第3章 親の教育権と参加 ――一九八〇年代以降の学校教育参加制度論(葛西耕介)
一 本章の意図と対象の限定
二 父母参加原理論と制度原理論、その学説の思想的位置
三 一九八〇年代以降に出てくる父母参加制度の実定法化論

  1. 1.[書籍]

「戦後教育学」の思想とは何を指すのだろう.発達,人権,教養,平和などのテーマごとに,一線の研究者・教育実践者が,その来し方をふりかえり自らの足元を掘り起こしつつ,次の日本の教育、近代のその先の社会を見据え,いまだ未完の課題に向けて進化してゆく方向を描く.

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