クラシカル、民俗音楽、ウィスパー、ポエトリーリーディング等を昇華した独自の歌唱解釈を構築した歌手・音楽家ハチスノイト。ロンドンへ活動拠点を移した彼女が、ペンギン・カフェ、ニルス・フラームなどのリリースで知られるErased Tapesより新作をリリース。
ベルリンのスタジオで行われたレコーディングでは、彼女はわずか8時間で全てのボーカルを完成させました。その後のロックダウンがきっかけで地元イーストロンドンでミックスを行うことになり、新たなコラボレーターとしてビョーク、M.I.A、FKAツイッグスなどのエンジニアとして知られるマルタ・サロニが参加することになりました。地元の小さな教会にレコーディング済の音源を持ち込んで、建築がもつ美しい反響音(リバーブ)を含めて再録音するという「リアンピング」という手法を使ったことで、デジタルなサウンドエフェクトでは得られない豊かな響きを感じられるアルバムが完成しました。
「言葉にならない感情、感覚。生まれたばかりの赤ちゃんの頃、母に抱かれ、母の肌を頬に感じたときの感覚を、どのように正確に言語化できるでしょうか。温もりや肌の湿度、愛情、安心感などーそれらの感覚を完璧に言葉で表現するのは困難です。私にとって音楽はそういった言葉にならない感覚や感情、記憶を翻訳することができる言語なのです」 -ハチスノイト
発売・販売元 提供資料(2022/04/27)
ロンドンを拠点にヨーロッパ各地でのフェスに出演するなど、声を自在に操る唯一無二の歌唱解釈で各方面から支持を得ている歌手/音楽家が、ポスト・クラシカルの名門レーベルより新作を発表。神秘的な歌声に鳥の鳴き声を重ね、漆黒の森林のようなイメージを喚起させる表題曲を筆頭に、祈りにも似た崇高な音世界には圧倒されるばかり。震災への想いが込められた"inori"は子守歌のように優しく、そして哀しく強い残像を残す佳曲。
bounce (C)郡司和歌
タワーレコード(vol.463(2022年6月25日発行号)掲載)