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ベートーヴェン症候群 音楽を自伝として聴く

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フォーマット 書籍
発売日 2022年04月20日
国内/輸入 国内
出版社春秋社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784393932223
ページ数 424
判型 46

構成数 : 1枚

序 器楽による自己

第I部 客観的表現のパラダイム――1770~1830年
第一章 修辞学の枠組み
表現は説得手段/作曲家は役者/ミメーシス
第二章 主観的表現の受容へ
芸術は自己を覗く窓/情念という特権/抒情詩
第三章 作品のうちに作曲家を聴く
ファンタジー/フモールとイロニー/客観性の時代におけるベートーヴェンの主観性

第II部 主観的表現のパラダイム 1830~1920年
第四章 解釈学の枠組み
誠実さを聴く/予言を聴く
第五章 一人称のベートーヴェン
修辞学から解釈学へ/ハイリゲンシュタットの遺書/伝記
第六章 アフター・ベートーヴェン
書かれた人生/耳で聴く人生/形式 vs. 内容/のちの作曲家/主観性は過去へも影響する/二つのカテゴリー

第III部 共存する二つのパラダイム――1920年以降
第七章 客観性の回帰
作曲家はカメレオン/作曲家は霊媒師/作曲家は技術者(エンジニア)
第八章 今もつづく主観性

結び 彗星を追って

  1. 1.[書籍]

ベートーヴェンの交響曲に彼の「人生の苦悩」を、モーツァルトのソナタに「母を喪った悲しみ」を――病的なまでに音楽に作曲家の自己のほとばしりを聴こうとする「ベートーヴェン症候群」。過去200年にわたって「聴取」に大きな影響を及ぼしてきたこの「病」の実態を解き明かす。

原著タイトル
The Beethoven Syndrome
Hearing Music as Autobiography

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