フォーマット |
CD |
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構成数 |
4 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
1998年05月25日 |
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規格品番 |
4577952 |
レーベル |
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SKU |
028945779522 |
構成数 | 4枚
合計収録時間 | 04:35:00
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」
【演奏】
ヘルガ・デルネシュ(ブリュンヒルデ)
ヘルゲ・ブリリオート(ジークフリート)
カール・リッダーブッシュ(ハーゲン)
ゾルターン・ケレメン(アルベリヒ)
トーマス・ステュアート(グンター)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(グートルーネ)
クリスタ・ルートヴィヒ(ヴァルトラウテ)、他
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
【録音】
1969年10、12月、1970年1月
ベルリン イエス・キリスト教会
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1.[CD]
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1.(Der) Ring des Nibelungen: Part 4, 'Goetterdaemmerung'
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2.[CD]
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3.[CD]
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4.[CD]
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壮麗きわまりない黄昏です。精緻なアンサンブルのベルリンフィルハーモニーが楽譜の指示を忠実に具現化しています(ヴァルトラウテが来る前の間奏などは繊細きわまりない)。劇場の客席ではわからない表現もしっかり聞こえてきて、実にすごいことが行われているのが良くわかります。
ハーゲンもアルベリヒも実に美しい。悪魔的な感じはしませんが、伝統と実演経験に裏打ちされた言葉と発声の一致は、とても説得力があります。ブリュンヒルデ役も抜けるような美声で2幕後半の焦燥感を出していてゾクゾクします。自己犠牲ももちろん不備があろうはずがない。カラヤン美学に導かれ、美しく浄化されていく感じが素晴らしい。
ジークフリート役のオーケストラを突き抜けて聞こえてくる美声もまた素晴らしい(前作のトーマスよりも声が素直に前に出て来ます)。ラインの旅の前のデュエットなども、まことに無垢な若者にふさわしいと思います。2幕半ばの懸命な言い訳もハマっている。死の場面ではブリュンヒルデへの想いを声質によって良く出していて感動的。そこにカラヤンが壮麗な葬送の曲を持ってくる。実にみごとな黄昏だと思います。
現場を知らない評論家がこのジークフリート役について、「起用には問題があろう」だの「経験不足」だの書いていますが、ワーグナー歌唱の伝統に基づいたこのみごとな歌唱を批判する資格がいったい誰にあるというのでしょうか。それができるのはブリリオートよりもうまく歌える人だけだと思います。クライバー指揮のトリスタンも実に感動的であったことを申し添えておきます。
カラヤンのRingで主役級の歌手は「黄昏」が最も弱いと思います。ブリリオートは声が非力かつ経験不足で、明らかにミス・キャスト。ここはJ.トーマスを起用してほしかったです。リッダーブッシュも経験不足で、5年後であればはるかに周到な歌唱が可能だったはずです。デルネッシュは声の力ではヴァルナイと比べ、高音の輝きではニルソンと比べ各々聴き劣りし、物足りません。脇役陣の充実との落差が大きいです。
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