通算3作目となるフル・アルバム到着!!
USではファッション含め絶大なる指示を集め、コラボでも引っ張りだこのKehlani通算3作目が到着。アリアナ、リアーナ等も手掛けるANDREW "POP" WANSELとタッグを組んだ今作はジャケから推察出来る通りドリーミー且つセンシティブなサウンドに仕上がっている。ある種このアルバムの中では異質?の(4)からの(5)が個人的におススメ。Slick Rick⇒EPMDの流れとも言え、また(5)に関してはジャスティンが本当に良い味を出した素晴らしいコラボに仕上がっている。Sydが参加した(6)からは一気に流れが変わり、90年代を思わせるPVの(12)は聞き込む程に好きになる一曲。是非ともPVを見て欲しい1曲。
(C)名古屋パルコ店:島崎 秀之
タワーレコード(2022/05/13)
全身タトゥーのビジュアルに代表される強烈な個性、それと相反するクールなヴォーカルとキュートな美貌というアンヴィバレントな魅力を合わせ持つ、新時代のR&Bディーヴァ、ケラーニ。彼女自身が見出した明快さと歓びが溢れている音楽的進化がここに!ジャスティン・ビーバーとのコラボレーション・ナンバー「up at night」もフィーチャーした待望のニュー・アルバム『blue water road』完成!
これまでグラミー賞に2回ノミネートされ、プラチナ・ディスク認定を13回獲得したベイエリア出身のシンガーソングライター、ケラーニ(Kehlani)。 2014年にデビュー・ミックステープ『Cloud 19』の発表以来、数々のゴールドやプラチナ・シングルを世に送り出し、これまでリリースした楽曲の総ストリーミング数が50億以上を記録している彼女、グラミー賞にも2度ノミネートされ、カーディBやジャスティン・ビーバー、ポスト・マローンなどとコラボレーションを行うなど、新時代のR&Bを代表するニュー・スターとして注目を集めている。
その彼女にとって通算3作目となるフル・アルバム『blue water road』が完成した。ニッキー・ミナージュ、リアーナ、アリアナ・グランデとの仕事で知られるスーパー・プロデューサー、アンドリュー"ポップ"ワンゼルとタッグを組み、自身のレコーディング・スタジオで制作したという待望の最新作について彼女はこう語っている。 「『blue water road』は私の頭の中にある目的地。誰もがアクセスできるの。エモーショナルな旅でもあり、セクシャルな旅でもあり、そしてスピリチュアルな旅でもある。このアルバムは私にとってガラス張りの温室のようなもの。明るく透明で、陽の光が燦々と降り注いでいる」
アルバムからは既に昨年9月にファースト・シングルとしてメロディーが美しいR&Bポップ・ナンバー、「Alter」、そして今年2月にはアコースティック・ギターとストリングスが印象的なセカンド・シングル「little story」がリリースされており、シネマティックなミュージック・ビデオと共に話題を集めた。そこにジャスティン・ビーバーとのコラボレーション・ナンバー「up at night」も加わり、新作への期待をさらに盛り上げている。これらの楽曲を聴けば、Kehlaniが次なる音楽的進化となる『blue water road』に、彼女自身が見出した明快さと歓びが溢れていることが分かるだろう。 「よりはっきりと分かってきた気がするの」そう彼女は説明する。「哀しみや人生、愛、そして自分自身についてもっと理解できるようになったと思う。歌詞的にも、音的にも、そして音楽的にも、歓びに溢れ、ドリーミーで内省的な域に達している気がする」
全身タトゥーのビジュアルに代表される強烈な個性、それと相反するクールなヴォーカルとキュートな美貌というアンヴィバレントな魅力を合わせ持つKehlani。自身の経験や心模様、歓びや悲しみなどあらゆる感情を音楽に注ぎ込んできた彼女がたどり着いた先に本作『blue water road』があるのだ。
発売・販売元 提供資料(2022/04/01)
現代R&Bの先頭を走ってきたケラーニ。2年ぶりとなる3作目のフル・アルバムは、センシュアルかつ神秘的なムードに包まれ、優しさや思慮深さも感じさせる。シドやブラスト、ジェシー・レイエズといったゲストとのコラボ以外はトラップ系が影を潜め、ストリングスを交えたオーガニック寄りの曲を甘くクールに歌っていく。メインの制作は常連のポップ・ワンゼルで、ラリー・ゴールドの弦が美しい"Everything"などハッピー・ペレズが関与したバラードも上々。スリック・リック古典の引用曲や、ソウルIIソウル曲を使ったジャスティン・ビーバーとの"Up At Night"では90年前後のクラブ感覚で郷愁も誘う。アンブレイとサンダーキャットが声を添えたラストまで、心地良いムードと共に進化を見せる快作だ。
bounce (C)林 剛
タワーレコード(vol.462(2022年5月25日発行号)掲載)