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構成数 : 1
【はじめに(序文)】
本書は,看護者が「家族」を分析の単位として実践・研究・教育に取り組むための解説書として2008 年に上梓以来,今日まで多くの方々にご支援いただき版を重ねることができました.第3 版への改訂にあたり,看護学生にとって家族看護学の入門書となること,かつキャリアを積んだ看護者にとっては,家族看護を考え学び続けるための手引きともなるようにという編集方針を守りながら,初版時以来の以下の3 つの特徴について,さらに増補しました.
第一に,個人への看護過程と同時進行し,可視化が難しいとされる家族看護過程を鮮明にイメージできるような臨床場面を豊富に取り入れています.看護者が,家族と共にその内外への相互作用をシステミックに探索する思考過程を体得していただければ幸いです.
第二に,第I章で家族発達理論・家族システム理論を軸に家族を捉える対象理解の方法を解説したうえで,本書全般にわたって理論に基づいた家族看護学の実践・研究を学んでいただけるように構成しました.初学者にとって理論はなじみにくいかもしれませんが,家族看護過程の目標設定,家族を対象とした研究計画立案時など,多くの局面で指針となるからです.
第三に,Family Diversity(家族の多様性)への感受性を高めるために,当事者や支援者の方々より,メッセージ・解説・家族写真・動画・描画をご提供いただきました.看護者には,ひとつとして同じ家族はないことを尊重し,ご家族からも学ぶ専門職としての姿勢をもつことを願っています.
本改訂の編集作業は,COVID—19 のパンデミックの渦中に進みました.出産,闘病,看取りといった家族が凝集するライフイベントにおいて,厳しい面会制限等,限界の中にあっても,日々看護者は家族看護をあきらめることなく挑戦し続けていると確信します.本書が,家族本来の,また個々の家族員にとって温かで力強いセルフケアを引き出すための看護者による実践・研究・教育の一助となれば幸いです.読者の皆様から,忌憚ないご意見をいただきたく存じます.
最後に,ご執筆くださいました先生方,本書改訂版刊行までご尽力くださいました南江堂の皆様に心からお礼申し上げます.
2022 年1 月
編者を代表して
山崎あけみ
【目次】
はじめに
序章 家族看護学をはじめて学ぶ
A.看護のなかの家族
B.家族をどうみるか
C.家族看護学を学ぶ
D.家族看護学の発展と動向
第I章 家族看護学における対象理解
はじめに
1 発達する家族
A.家族発達理論
B.個々の発達段階における特徴
C.発達する家族の理解
D.家族周期における2つの移行
2 システムとしての家族
A.家族システム理論
B.システムとしての家族の理解
C.家族システムの安定と変化
D.家族システムの構造
3 家族を理解するポイント
A.家族のウチ・ソトを知る技法
B.看護の対象としての家族のとらえ方
4 家族像の形成
A.家族を理解する情報・指針
B.プロセスとしての家族像形成
C.多様性
第II章 家族看護過程に用いる考え方(理論,モデル,概念)
はじめに
1 健康な家族についての考え方
A.ストレスに対処している家族:家族ストレス対処理論とは
B.機能している家族の構造:家族構造-機能理論とは
2 家族<...
家族看護を初めて学ぶ学生向けにつくられた好評テキストの改訂版.家族看護実践に用いられる理論やモデル,概念等について臨床場面や事例をとおして具体的に解説.ジェノグラム・エコマップも多数掲載.今改訂では、1理論やモデル,概念等を解説する章の構成・内容の見直し,2事例の追加(全10事例)やコラム類の見直し・更新、3オールカラー化により、初学者によりわかりやすく、いっそう充実した内容となった.
【はじめに(序文)】
本書は,看護者が「家族」を分析の単位として実践・研究・教育に取り組むための解説書として2008 年に上梓以来,今日まで多くの方々にご支援いただき版を重ねることができました.第3 版への改訂にあたり,看護学生にとって家族看護学の入門書となること,かつキャリアを積んだ看護者にとっては,家族看護を考え学び続けるための手引きともなるようにという編集方針を守りながら,初版時以来の以下の3 つの特徴について,さらに増補しました.
第一に,個人への看護過程と同時進行し,可視化が難しいとされる家族看護過程を鮮明にイメージできるような臨床場面を豊富に取り入れています.看護者が,家族と共にその内外への相互作用をシステミックに探索する思考過程を体得していただければ幸いです.
第二に,第I章で家族発達理論・家族システム理論を軸に家族を捉える対象理解の方法を解説したうえで,本書全般にわたって理論に基づいた家族看護学の実践・研究を学んでいただけるように構成しました.初学者にとって理論はなじみにくいかもしれませんが,家族看護過程の目標設定,家族を対象とした研究計画立案時など,多くの局面で指針となるからです.
第三に,Family Diversity(家族の多様性)への感受性を高めるために,当事者や支援者の方々より,メッセージ・解説・家族写真・動画・描画をご提供いただきました.看護者には,ひとつとして同じ家族はないことを尊重し,ご家族からも学ぶ専門職としての姿勢をもつことを願っています.
本改訂の編集作業は,COVID—19 のパンデミックの渦中に進みました.出産,闘病,看取りといった家族が凝集するライフイベントにおいて,厳しい面会制限等,限界の中にあっても,日々看護者は家族看護をあきらめることなく挑戦し続けていると確信します.本書が,家族本来の,また個々の家族員にとって温かで力強いセルフケアを引き出すための看護者による実践・研究・教育の一助となれば幸いです.読者の皆様から,忌憚ないご意見をいただきたく存じます.
最後に,ご執筆くださいました先生方,本書改訂版刊行までご尽力くださいました南江堂の皆様に心からお礼申し上げます.
2022 年1 月
編者を代表して
山崎あけみ
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2022年03月10日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 南江堂 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784524229291 |
| ページ数 | 316 |
| 判型 | B5 |

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