後にHOST/AKASHAに参加するFezza Ellingsen(g/fl)をリーダーに、同じくHOSTやFLAX/JORNに参加するなどノルウェーのハード・ロックシーンで活躍したWilly Bendiksen(drs)らによって'71年に結成された、ノルウェーはハンメルフェスト出身のプログレッシヴ・ロックバンド:ST.HELENA。'74年に録音されるもお蔵入りとなり、その後Norway:ColoursからEPとして陽の目を見た'91年発表作がリミックス・バージョンも加えた2枚組/デジスリーヴ仕様にて'22年再発!
本作は'74年にオスロのScanax Studioにて録音された音源で、当時は自国のフェスKalvoyafestivalenにも参加するなどライヴ活動も精力的に行なっておりましたが、作品がリリースされる事のないままバンドは自然消滅。その後何年も経て、前記の通り当時の現行北欧プログレ・バンドの発掘に熱心に取り組んでいたレーベル:Coloursより500枚限定のアナログ盤として遂に'91年にリリースされましたが、その少数プレス/内容の良さなどから現在ではプレミアがついております。更に'10年にオリジナルのマスターテープが発掘された事で、2年後の'12年にLowe Recordsよりリミックス・バージョンとしてCD-Rがリリースされましたが、こちらも150枚限定のリリースで流通は皆無、未だに入手困難な状況となっております。本作は'91年発表のオリジナル・ミックスに加えて'12年のリミックス・バージョンの両方を各CDに収録した、正に決定版的内容です。
サウンドとしては70年代のノルウェー・プログレシーンを彩ったHOSTやAUNT MARYにも通じる、同時期のパワフルなブリティッシュ・ハード・ロックを下敷きにしつつも、キーボードも含めた多彩な曲想/展開で捻りを加えたハード・プログレを披露しています。ボーカルこそ北欧らしく素朴な味わいながら手数の多いドラム・プレイやうねるギター・ソロがモロにハード・ロック然とした表題曲、エレピ/フルート/ギターの軽快な応酬をタイトなリズム隊が支えるジャジーなナンバー'Concert No.2'など、短くとも充実した、AUNT MARY『JANUS』といった名作にも引けを取らない洗練された内容となっており、70年代北欧プログレを追っている方には是非とも聞いていただきたい隠れた名作です!オリジナル・ミックスはGiert Clausenによるオリジナル・マスターテープからの新規リマスタリング音源を使用。
発売・販売元 提供資料(2022/04/14)