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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2022年03月15日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784000269957 |
| ページ数 | 178 |
| 判型 | B6 |
構成数 : 1枚
第0章 再び「静かな革命」か?
第1章 経済学の歴史を分析単位から振り返る
1 古典派から新古典派へ
2 新古典派総合とその破綻
3 ゲーム理論の導
第2章 合理的経済人と最適化
1 期待値から効用へ
2 選好における合理性:期待効用理論の公理的基礎付け
3 リスクに対する態度と効用関数の形状
4 時間選好
5 ゲーム理論的状況における合理性
6 共有知識
第3章 合理的経済人の見直し
1 限定された合理性
2 プロスペクト理論:期待効用理論の自然な拡張とその乗り越え
3 2段構えの構造
4 期待効用理論の自然な拡張
5 利得と損失の局面におけるリスク態度の逆転
6 損失回避
7 参照点の移動:フレーミング効果
8 時間非整合性
9 共有知識としての合理性:自然な拡張か原理的な批判か
10 共有知識への原理的な批判:「無知の仮定」
第4章 マクロ経済学とミクロ的基礎付け
1 ソローモデル
2 ミクロ的基礎付け:代表的個人ではあっても
3 「代表的個人」の問題点
4 異なるタイプの合理的経済人の導入
5 情報処理能力の限界:合理的不注意
6 ミクロ的基礎に基づいたマクロ経済シミュレーション:カリブレーションという方法
第5章 標準的経済学の未来像:「合理性」と「ミクロ的基礎付け」の使い方
参考文献
あとがき
〈Box一覧〉
方法論的個人主義
ベルヌーイによる解法
非経済財への選好
連続時間における時間割引関数と時間割引因子
経済計算論争
アレのパラドクスとプロスペクト理論による説明
確率に関わるバイアス
ヒューリスティクス
ベイジアン・アップデート:仮説の相対的ランキングを題材に
シンプソンのパラドク
従来、ミクロ経済学とマクロ経済学は、その分析対象を異にするだけではなく、共通の分析手法を持っていなかったが、この断絶状態は終焉を迎えつつある。近年の目覚ましい経済学の進化をトレースし、両者の方法論的な対立を乗り越えた先に見える「標準的経済学」の現在と未来を、「合理性」をキーワードに解説する。

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