全オルタナ・ファンの琴線直撃宣言。
噂の3人組バンド、ホースガールが名門〈Matador〉よりデビュー・アルバム発売!!
2021年にリリースしたシングルが世界中のオルタナ・ファンの間で話題を呼び、NMEを筆頭に海外メディアでも規格外の新人アーティストとして大きな注目を集める若きシカゴの3人組バンド、ホースガールが遂に名門〈Matador〉よりデビュー・アルバムをリリース!!
先行シングルの「Billy」や「Anti-glory」を筆頭にかつて"カレッジ・ロック"と呼ばれていたスカスカしたメロディズム、90年代ラウンジ・ミュージックのようなレトロ・フューチャーな光沢、シューゲイズの暖かい轟音、ポスト・パンク由来のミニマルなフックとリズムなどを見事にバンドの血肉としてアップデートした全11曲を収録。
ソニック・ユース、カート・ヴァイルを手がけてきたジョン・アグネロを共同プロデューサーに迎え、スティーヴ・アルビニのエレクトリカル・オーディオでレコーディングが行われた本作は、脈々と受け継がれてきたオルタナティヴ・ロックの遺伝子を色濃く受け継ぎながらも、再びその歴史に新たな息吹をもたらす記念すべき作品となった。
なお、本作の日本盤CDには解説および歌詞対訳が封入され、ボーナス・トラックとして貴重なデモ音源を2曲追加収録。
発売・販売元 提供資料(2022/03/10)
名門マタドールからのリリース、カート・ヴァイルやダイナソーJrらを手掛けたジョン・アグネロの共同プロデュース、そして奇才スティーブ・アルビニが所有するエレクトリカル・オーディオで録音……ともうオルタナティヴ・ロック・ファンにはたまらないワードが並ぶ。シカゴ出身の3人組ロック・バンドによるデビュー・アルバムは、それらの期待を裏切らないヴェルヴェッツやソニック・ユース直系のノイジーなパンク・ロックを鳴らすが、一方で90年代のシューゲイザーやポスト・パンクも通過しており、その佇まいはゆるさと暴力性が同居する2020年代のオルタナ・ロックと言っていい。演奏は決してお世辞にも上手いとは言えないが、生まれた音には間違いなくマジックが存在する名盤だ。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.463(2022年6月25日発行号)掲載)