テルアヴィヴ生まれのカリスマ・トランぺッターによる、2016年の記念すべきECM初リーダー作品。全曲コーエンのオリジナルによるジャズ・カルテット作品。(数曲、テナー・サックスも加わっている)アヴィシャイの父デイヴィッドの思い出に捧げられた作品で、彼の人生の最後の日々を優雅かつ抑制された形で振り返る。アヴィシャイの優しいミュート・トランペットがアルバムの冒頭で音楽の情緒的なトーンを決定づけ、メンバーがその意味を探求し展開。コーエンが"ブラザー"と呼ぶイスラエル人ピアニストのヨナタン・アヴィシャイの創造的なソロ、ベースのエリック・リヴィスの全編にわたるエレガントなサポート、繊細なモダニストのサックス奏者、ビル・マクヘンリーによる色彩の陰影など聴きどころ満載。 (C)RS
JMD(2022/03/12)
テルアヴィヴ生まれのカリスマ・トランぺッターによる、2016年の記念すべきECM初リーダー作品。
全曲コーエンのオリジナルによるジャズ・カルテット作品。(数曲、テナー・サックスも加わっている)
アヴィシャイの父デイヴィッドの思い出に捧げられた作品で、彼の人生の最後の日々を優雅かつ抑制された形で振り返る。アヴィシャイの優しいミュート・トランペットがアルバムの冒頭で音楽の情緒的なトーンを決定づけ、メンバーがその意味を探求し展開。
コーエンが"ブラザー"と呼ぶイスラエル人ピアニストのヨナタン・アヴィシャイの創造的なソロ、ベースのエリック・リヴィスの全編にわたるエレガントなサポート、繊細なモダニストのサックス奏者、ビル・マクヘンリーによる色彩の陰影など聴きどころ満載。
〈パーソネル〉 アヴィシャイ・コーエン(tp) ヨナタン・アヴィシャイ(p) エリック・リヴィス(double-b) ナシート・ウェイツ(ds) ビル・マクヘンリー(ts)
★2015年7月27-29日、フランス、ペルヌ・レ・フォンテーヌ、ラ・ブイソンヌにて録音
発売・販売元 提供資料(2022/03/10)
2015年のTOKYO JAZZでの来日も記憶に新しい、ニューヨークを拠点に活動するイスラエル出身のトランペッター、アヴィシャイ・コーエンのECMからは初となるリーダー作。亡き父への想いを描いたという本作は印象主義的な世界観が展開され、アヴィシャイのミュートされたトランペットの優しくも力強い音色が、聴き手の感情を強く揺さぶる。マイルスを初めとした偉人たちへのリスペクトに裏打ちされた幅広くゆたかな表現力と、マンフレッド・アイヒャーのプロデュースが素晴らしいケミストリーを生み出し、ECMのレーベル・コンセプトにもガッチリハマった一枚。
intoxicate (C)栗原隆行
タワーレコード(vol.120(2016年2月10日発行号)掲載)