フォーマット |
CD |
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構成数 |
3 |
国内/輸入 |
輸入盤:国内流通仕様 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2022年06月22日 |
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規格品番 |
KKC6514 |
レーベル |
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SKU |
4909346028548 |
ピション&ピグマリオン 15年の活動の素晴らしき結晶のマタイ受難曲
フランスのバロック界の騎手、ピションによるマタイ受難曲の登場。冒頭の合唱曲から、涙の出るような美しさにまず衝撃をうけます。美しい声と美しい音色へのたゆまぬ探求がきわめられた、聴き手によりそうような、親密で、深い感動を呼び起こす演奏です。
ピグマリオンとピションが本格的に活動をはじめ、バッハの音楽とも深く関わって15年が経過していますが、この演奏は、彼らのバッハ音楽への取り組みが比類なき水準にあることを示しています。ピションはここで、作品を内面から見つめなおし、導入―受難への準備―庭での場面―大祭司の場面-ピラトの場面―十字架の場面―埋葬―エピローグと場面わけをしています。これによって場面場面にあらためて深く共感できるような流れになっています。よい意味で、血なまぐささのない演奏ともいえるかもしれず、この作品が、感動的で普遍的な叙事詩のようであることにも気づかせてくれます。
福音書記者のユリアン・プレガルディエンは、やわらかな声で、厳しい場面でも聴き手を責めるような歌唱にはならず、物語をすすめます。イエスの歌唱も、きわめて人間的。各合唱群に配されたソリストたちも、世界で活躍する歌手たちですが、物語の中に徹底して入っております。有名な「憐みたまえ」のアリアも、全体の流れにそいながらも、その楽曲の中での実に細やかな表情づけに、あらためてハッとさせられる瞬間の連続。全体のドラマの自然かつ見事な構成、かつ1曲1曲の比類なき完成度も衝撃の、ピション、ピグマリオン、歌唱陣すべてがバッハの音楽に仕えているからこそ実現した稀有な演奏となっております。
【プロフィール】
ピションはパリ音楽院で歌、ヴァイオリンとピアノを学び、若きカウンターテナー歌手として、サヴァールやレオンハルト、コープマン、ジュルダン(現代音楽も)の指揮のもとで演奏していました。2006年、ピグマリオン(合唱とピリオド楽器オーケストラ)を設立、瞬く間に世界の注目を集めるようになります。これまでに、バッハのミサ・ブレヴィスや、ラモーのトラジェディ・リリック、モーツァルトのあまり演奏されない作品などといったプロジェクトによって、アイデンティティを確立してきています。ピションは、2018年、ザルツブルク音楽祭にデビューしたのをはじめ、今後の活躍にもさらに期待が高まります。ピグマリオン&ピションも、パリでカンタータのツィクルスを成功させるなど、その美しい音楽で、世界の注目を集めています。
キングインターナショナル
構成数 | 3枚
合計収録時間 | 00:00:00
日本語帯・解説・歌詞訳付
J.S.バッハ: マタイ受難曲 BWV 244
【演奏】
ピグマリオン
ラファエル・ピション(指揮)
福音書記者:ユリアン・プレガルディエン(テノール)
[合唱I]
ソプラノ:
ザビーヌ・ドゥビエル(ピラトの妻)
マイス・ド・ヴィルトレイ(召使1)
アデレ・カルリエ、アンヌ=エマニュエル・ダヴィ
アルメル・フローリガー、ナディア・ラヴィワイエ
アルト:
ルシール・リシャルドー
フィリップ・バルト、マリー・プシュロン
テノール:
レイノウド・ファン・メヘレン
オリヴィエ・コワフェ、コンスタンタン・グベ
バス:
ステファヌ・ドゥグー(イエス)
エティエンヌ・バゾラ(ペトロ、大祭司1)、
ゲオルク・フィンガー(ユダ、大祭司2)
ギョーム・オルリ
ルネ・ラモス・プルミエ
[合唱II]
ソプラノ:
ハナ・ブラシコヴァー
ペリーヌ・ドヴィエール(召使2)
カロリーヌ・アルノー
セシル・ダルモン
マリー・プラニンセク
ヴィルジニー・トーマス
アルト:
ティム・ミード(証人1)
コリンヌ・バユオー
ヤン・ローランド
テノール:
エミリアーノ・ゴンザレス=トロ(証人2)
ギョーム・グティエレ
ランドル・ドロリゲス
バス:
クリスティアン・イムラー(カイアファ、ピラト)
ニコラ・ブーランジェー
ピエール・ヴィルリ
エマニュエル・ヴィストルキー
リピエーノ:
ラジオ・フランス女声合唱(合唱指揮:モルガン・ジュルデン)
【録音】
2021年4月
フィルハーモニー・ド・パリ、ピエール・ブーレーズ・ホール
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1.[CD]
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2.[CD]
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3.[CD]
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最注目の古楽グループ、ラファエル・ピション率いるピグマリオンが、2006年設立以来の活動に大きな画期を刻む精魂込めた「マタイ」。心機を整えた筆致が音楽の一切に透徹、極めて精度の高い合唱がもたらす感銘の深さは筆舌に尽くしがたく、最終合唱は言うまでもなく、イエスが息絶えた後の心願の表現など、聴き手の内奥に届く表現で横溢する。父クリストフを継承し、語り口をさらに精錬させエヴァンゲリストの真髄を追求するユリアン・プレガルディエン、深い情感に溢れるイエスを体現するドゥグー。2人のソプラノ、ドゥヴィエル、ブラシコヴァー、メゾのリシャルドー、女声陣の深奥からの歌唱には幾度も静かに心を揺さぶられる。
intoxicate (C)森山慶方タワーレコード (vol.157(2022年4月20日発行号)掲載)
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