フォーマット |
CD |
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構成数 |
4 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2022年04月15日 |
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規格品番 |
FUG791 |
レーベル |
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SKU |
4589538778026 |
貴重な初録音曲を含むフランク管弦楽作品全集
ベルギーを代表する作曲家セザール・フランクの生誕200年を記念し、その管弦楽作品を全て収めた4枚組のアルバムが作曲家の母国のレーベルFuga Liberaから登場。管弦楽は全曲でフランク生誕の地リエージュの王立フィルハーモニー管弦楽団が担当。アルミンク指揮による交響曲ほか収録のアルバム(FUG596)、ロトの指揮とティベルキアンのピアノによる管弦楽作品集(CYP7612)を中心に、ニケ指揮の交響詩「贖罪」全曲録音(MEW1994/NYCX-10106)から「管弦楽の断章」(間奏曲とも、この1曲で交響詩「贖罪」とも呼ばれる部分)、さらにブルーズとマダラシュによる多数の新録音を加えることで完成されています。
既発アルバムの演奏はいずれも高い評価を得たものでこれだけでも聴き応え十分と言えますが、注目はフランス音楽研究家ジョエル=マリー・フォーケが、紛失したとされていた「贖罪」(管弦楽の断章)第1版を発見、今回行われた初録音です。特異な転調が繰り返されるため「贖罪」全曲初演時に演奏が拒否されて省かれ、翌年全く違う曲へと差し替えられたこの作品本来の姿を初めて聴くことができます。また12歳で作曲したピアノと管弦楽のための2つの変奏曲、14歳で書かれたピアノ協奏曲も新録音にて収録されており、作曲家の早熟ぶりも実感できます。ちなみにピアノ協奏曲「第1番」は紛失したとも、天才少年としての息子の評判を上げようとした父親のでっち上げとも言われ、この決着は現在もついていないということです。そして人気の高いピアノ曲にピエルネがオーケストレーションを施した「前奏曲、コラールとフーガ」も収録されているのが嬉しいところ。このピエルネの編曲作を除いて、全ての収録作品がきっちり作曲順に収録されるよう、アルバムのカップリングが組み替えられているのも凝ったところで、その作風の変転を追い、傑作「交響曲 ニ短調」が生まれるまでの過程を辿れることも、大きな聴きどころといえそうです。
ナクソス・ジャパン
構成数 | 4枚
セザール・フランク(1822-1890):
[DISC 1]
1. 創作主題による華麗なる変奏曲 ~ピアノと管弦楽のための (1834)
2. ダニエル=フランソワ=エスプリ・オベール作曲の歌劇《ギュスターヴ3世》のロンド・ファヴォリによる華麗なる変奏曲 ~ピアノと管弦楽のための (1834)
3-5. ピアノ協奏曲 第2番 ロ短調 Op. 11 (1836)
フローリアン・ノアック(ピアノ)
ピエール・ブルーズ(指揮)
録音: 2021年6月9-12日
6. 交響詩「人、山上で聞きしこと」(1846)
クリスティアン・アルミンク(指揮)
録音: 2012年6月4-8日
[DISC 2]
1. 交響詩「贖罪」(管弦楽の断章) 第1版 (1872) ※ 世界初録音
ゲルゲイ・マダラシュ(指揮)
録音: 2021年9月8-11日
2. 交響詩「贖罪」(管弦楽の断章) 第2版 (1873)
エルヴェ・ニケ(指揮)
録音: 2018年10月
(原盤: Musique en Wallonie)
3. 交響詩「アイオリスの人々」 (1875)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
録音: 2009年7月
(原盤: Cypres)
4-8. バレエ・アルゴリーク ~歌劇《ユルダ》 より (1879)
クリスティアン・アルミンク(指揮)
録音: 2012年6月4-8日
9. 交響詩「呪われた狩人」 (1881)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
録音: 2009年7月
[DISC 3]
1. 交響詩「ジン」 ~ピアノと管弦楽のための (1884)
2. 交響的変奏曲 ~ピアノと管弦楽のための (1885)
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
録音: 2009年7月
3-10. 交響詩「プシュケ」 ~管弦楽と合唱のための (1887)
ゲルゲイ・マダラシュ(指揮)
フランス放送合唱団(合唱指揮…リオネル・ソウ)
録音: 2021年9月8-11日
[DISC 4]
1. 前奏曲、コラールとフーガ (1884)/ガブリエル・ピエルネによる管弦楽編曲(1915)
ピエール・ブルーズ(指揮)
録音: 2021年6月9-12日
2-4. 交響曲 ニ短調 (1887)
クリスティアン・アルミンク(指揮)
録音: 2012年6月4-8日
管弦楽…ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団
録音場所…サル・フィラルモニーク、リエージュ
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1.[CD]
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2.[CD]
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3.[CD]
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4.[CD]
フランクの交響曲は、最近演奏する機会が減ったと、N響のFM番組の中で紹介されていました。
でも、これらの演奏を聴くと、とても心を和ませてくれるひとときを手にいれることができます。多くの人にこれらのCDを知られることを、願います。
セザール・フランクはよく大器晩成と言われますが、初期のピアノ協奏曲2番(14歳)からただ者ではないことは明らかです。「贖罪」(管弦楽の断章)の第1版は転調を復元して本来の姿に戻したものですが、私には今まで聞いていたものが物足りなくなるくらい満足しました。(第2版もニケの演奏で入っていて比較出来ます。またMusique en Wallonieで全曲-オラトリオのようなもの-が聞けます。素晴らしい曲です。)ワーグナーの影響を多く受けたフランクにとって、人には無駄と思われる転調は絶対必要なものだったに違いないと思います。この不安定さが私には堪らない!!「プシュケ」は全曲演奏されて(合唱も入れて)初めて曲の凄さがわかります。交響曲のオマケの抜粋をいつも忌々しく思っていました。全体にアルミンク、ニケ、ロト、所謂一流どころを投入して、ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団も良い響きを出して、レベルの高い演奏が並んでいます。録音もベルギーらしい落ちついた音で録れています。
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