トリヴィアムのマット・キイチ・ヒーフィーによるブラック・メタル・ソロ・プロジェクト、茨鬼(イバラキ)のデビュー・アルバムが登場。プロデュースはエンペラーのイーシャン!エンペラーやイーシャンのソロ作のファン必聴。ベヒーモスのネルガル、トリヴィアムの面々もゲスト参加。 (C)RS
JMD(2022/02/23)
トリヴィアムのマット・キイチ・ヒーフィーによるブラック・メタル・ソロ・プロジェクト、茨鬼のデビュー・アルバムが登場。プロデュースはエンペラーのイーシャン!エンペラーやイーシャンのソロ作のファン必聴。ベヒーモスのネルガル、トリヴィアムの面々もゲスト参加。
【日本語解説書封入/歌詞対訳付き】
「イバラキ」と聞けば、日本人の誰もが茨城県を思い浮かべるだろう。だが、このイバラキは、茨城県のことではない。それなら大阪の茨木市かというと、そうではないのだが、まったくのハズレでもない。平安時代に京都を荒らし回ったとされる鬼の中に、茨木童子(イバラキドウジ)というのがいて、この鬼、大阪の茨木市出身だという説があるのだ。21世紀に再びこの世に姿を表したこの茨鬼の正体は、マシュー・ヒーフィー。日本ではキイチの名で親しまれる、トリヴィアムのギター・ヴォーカル担当である。彼がブラック・メタルのソロ・プロジェクトに手をつけているという話は、10年くらい前から出ていた。初期にはMrityuというプロジェクト名で、ノルウェジアン・スタイルのブラック・メタルをやろうという構想を立てていたキイチは、エンペラーのイーシャンに助言を求めた。そして、「ノルウェー人でない君が、ノルウェーのスタイルをやる必要はない」という彼のアドヴァイスに感銘を受け、自分のルーツの一つである日本を題材にすることにしたのだ。
そしてついに完成した茨鬼のデビュー・アルバム『羅生門』。プロデュースを担当したのはもちろんイーシャン。歌詞は英語であるものの、曲のタイトルはすべて日本語。サウンドにも日本的なパートがたっぷり。さらにはシンフォニックなパートや、ハモンドやメロトロンを使ったプログレッシヴな展開も見られ、キイチとイーシャンの特長をぶち込んだ素晴らしい仕上がりになっている。エンペラーのファン、中でもイーシャンのソロ作好きにとっては、『羅生門』はドストライクのサウンドだろう。
トリヴィアムの面々、さらにはベヒーモスのネルガルがゲスト参加!
【メンバー】
マシュー・キイチ・ヒーフィー(ヴォーカル/ギター)
【ゲスト・ミュージシャン】
イーシャン(ヴォーカル/ギター)[エンペラー]
ネルガル(ヴォーカル)[ベヒーモス]
ジェラルド・ウェイ(ヴォーカル)[マイ・ケミカル・ロマンス]
アレックス・ベント(ドラムス)[トリヴィアム]
パオロ・グレゴリート(ベース)[トリヴィアム]
コリー・ビューリュー(ギター)[トリヴィアム]
ザ・ソールバーグ・ツヴェイタン・ファミリー(ヴォーカル)
ハイジ・ソールバーグ・ツヴェイタン(アンビエンス)
発売・販売元 提供資料(2022/02/18)