クラシック
SACD

ドビュッシー: 遊戯、夜想曲、牧神の午後への前奏曲<限定盤>

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フォーマット SACD
発売日 2022年03月20日
国内/輸入 輸入盤:国内流通仕様
レーベルKing International/Harmonia Mundi
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 HMSA0051
SKU 4909346027862

構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:00:00
日本語帯・解説付
エディション : Remaster

【曲目】
クロード・ドビュッシー(1862-1918):
牧神の午後への前奏曲
バレエ音楽『遊戯』
夜想曲 [雲 / 祭 シレーヌ*]

【演奏】
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)レ・シエクル
*レ・クリ・ド・パリ室内合唱団(女声[ジョフロワ・ジュルダン指揮])
マリオン・ラランクール(フルート)

【録音】
2018年1月
フィルハーモニー・ド・パリ
[2022年SACDリマスタリング(関口台スタジオ)

  1. 1.[SACD]

作品の情報

商品の紹介

こんな「牧神の午後」は聴いたことがない!
ロトとレ・シエクルによるドビュッシー・イヤー最大の話題作がSACDに!

ロトと手兵レ・シエクルによるドビュッシーの管弦楽作品集【HMM-905291/ KKC-5998】。ハルモニアムンディよりハイレゾ音源の提供を受け、キング関口台スタジオにてSACDリマスタリングを施し、SACDシングルレイヤー(STEREO)として発売いたします!日本独自企画・限定盤。※ハルモニアムンディ発売の盤に付属していたDVDはつきません。

ドビュッシーイヤー記念盤(2018年発売、ドビュッシー歿後100年)。今回選ばれた3篇のうち、「牧神の午後への前奏曲」と「遊戯」はニジンスキーの振付でディアギレフのロシア・バレエ団により初演されたもので、ロトの「ペトルーシュカ」「春の祭典」「ダフニスとクロエ」の系譜上の作品となっています。また「夜想曲」はバレエ作品ではありませんが、初期の「牧神」と後期の「遊戯」の中間に位置するものとして、作風の変遷を実感させてくれるようになっています。

「牧神の午後への前奏曲」は、ピリオド楽器による録音もありますが、ロトとレ・シエクルは格が違います。エラールのハープの繊細な音色、ノンヴィブラートのフルートの不思議な響きいずれも超新鮮。それでありながら潤いと香りにも欠けていません。
「夜想曲」の「雲」は、ノンヴィブラート奏法でどこか雅楽のような響きを感じさせます。また「祭」は驚くほど強烈で大きな演奏で過去の巨匠の解釈を彷彿させます。そしてレ・クリ・ド・パリの女声合唱が入る「シレーヌ」の、この世のものとは思えぬ世界こそドビュッシーが思い描いていた音と目から鱗が落ちます。
ドビュッシー晩年の「遊戯」は1913年にパリで初演され物議を醸しましたが、2週間後に同じ団体がストラヴィンスキーの「春の祭典」を初演、一大スキャンダルとなったため不遇な扱いを受けてきました。ドビュッシー後期の前衛的で実験的な手法が難解と思われがちですが、ロトとレ・シエクルは、この作品が実はとんでもないエロ音楽であることを認識させてくれます。

今回もブックレットに弦楽器以外すべての使用楽器と制作年が明記され、貴重な資料となっています。ロトの演奏はますます精緻になり才気煥発。歴史的な意義はもちろんながら、切れの良いリズムとスピード感など驚くほど魅力的な演奏を繰り広げています。
このたびのSACD化により、ドビュッシーが思い描いていた音の世界がより一層なまめかしく広がっているように感じられます。
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2022/02/18)

メンバーズレビュー

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白眉は《夜想曲》〜シレーヌの音響設計。ヴァイオリンを対向配置にすることはもとより、女声合唱を両ヴァイオリン奏者に混ぜるように配置していることが、付録のDVDから窺い知れる。それにより、波がたゆたうように合唱が左右に大きく揺れ、あたかも船人を誘惑するかのように聞こえる。その劇的効果は絶大である。《牧神の午後》はロンドン響との比較が興味深い。
2020/12/07 楽長さん
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