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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2021年11月18日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784000269971 |
| ページ数 | 180 |
| 判型 | B6 |
構成数 : 1枚
はじめに
第1章 社会学における理論——演繹的ではない理論の効能
1 演繹体系としての理論
2 推論における偶有性の排除
3 社会理論と学説
4 学説と「緩い」説明体系
5 経験に開かれた理論
6 演繹モデルと経験的検証のあいだにある理論
7 理論と実証が明確に分かれない論考
8 線引き問題
9 距離化戦略と反照戦略
第2章 因果推論と要約——記述のための計量モデル
1 数量データの構造
2 関係モデルの優位性
3 自然実験の台頭
4 自然実験における記述
5 因果推論と切断
6 要約のためのモデル
7 集団内の多様性と社会変化
8 データの解像度
9 3つの計量モデルの比較
10 予測モデルと要約モデルの連携
第3章 「質と量」の問題
1 質的研究と量的研究の分断
2 量的なものの質的決定
3 解像度と比較のジレンマ
4 比較と因果効果分析
5 粗いコードと距離化戦略
第4章 知識の妥当性・実用性
1 距離化戦略と反照戦略(再び)
2 意味と反照性
3 知識のタイプと知識の再帰的流通
4 学問の世界に反照戦略を確保する
5 実用性の位置づけ
6 反照戦略における実用性
終 章
1 「科学」への両義的な思い
2 科学との距離をめぐる戦略
3 独自性と共通性をめぐるジレンマ
参考文献
あとがき
数量データを用いない「質的研究」の比重が(とくに日本において)大きい社会学においても近年「量的研究」が浸透してきたが、両者の間は基本的に分断している。「サイエンスと言えるのか」との問いも投げかけられる社会学には何ができるのか? 古典的研究から最先端の成果までを縦横に紹介しながら、その存在理由を鮮やかに描き出す。

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