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構成数 : 1
プロローグ 未発達な湾港研究
1 古典古代
ペロポネソスの遺跡
東のかたエデン
華麗なるエーゲ海
ローマへの展開
2 中国の古代水運と湾港
中国の港の二つの起源
水運の遺跡は語る
海湾への展望
3 中世の谷間から
栄光のベネチア
都市と湾港と商人資本
自由ハンザ都市ハンブルク
4 大航海の時代
コルドバ回教王国
東洋と西洋
ヘンリー航海王
スペインとアメリカの発見
5 アムステルダムの貿易と海運
アムステルダムの興隆
6 インド・太平洋のライバルたち
オランダと東洋
イギリス東インド会社
香港・上海・横浜
7 偉大なるロンドン―近代港湾の成立
初期の港の風景
産業革命とドック会社
近代湾港の成立
8 アメリカにおける発展―現代への展開
アメリカという国
マーク・トウェインのミシシッピ
ニューヨーク物語
世界のグレート・ポート
エピローグ 日本の港と現代の技術革新
解説 (陣内秀信)
港とは、いつの時代でもその時代の生産力と流通システムの決定的な影響を受ける、いわば「歴史の鏡」である。本書は、横浜で港湾経済史を研究してきた著者が、古代から現代までの世界の港の発達と、それをうながす生産・流通関係などの歴史を、ひとつの「物語」として描いた「港から見た世界史」である。
人類史上、漁労から発生した港は、古代オリエントや地中海、また中国においても、権力者が所有する軍事的・政治的な場であったが、やがて商取引を行う「交易の場」として発展を始める。ビザンチウムからベネチアへ引き継がれた中世の経済的伝統、大航海時代のセビリアやリスボン、オランダ全盛時代のアムステルダムを経て、産業革命期のロンドンに全く新しい時代の港が現れる。内陸の工業都市の発達により、それまでの商人船主は貿易商人と船主に分化し、港は単なる船着き場としての「ドック」から、巨大資本と行政によって多くのドックが統一された「ポート」へと変貌するのである。さらに20世紀後半には、ニューヨークに代表される大港湾で、コンテナ輸送とコンピュータ・システムによる「海運の大革命」が起こっている。
巻末解説を、イタリアの港町や東京など水辺の都市史の研究を深めてきた陣内秀信氏(法政大学特任教授)が執筆。〔原本:朝日新聞社、1989年刊〕
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2021年11月11日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 講談社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 文庫 |
| SKU | 9784065260531 |
| ページ数 | 392 |
| 判型 | 文庫 |

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