この春卒業を控えた奈良県在住の高校生シンガーソングライター「あぶらこぶ」が、2ndミニアルバム『tobitai』をタワーレコード限定でリリースする。
2021年3月にミニアルバム『navel』、7月にはシングル『Fancy』、10月にシングル『ことり』、さらに12月には『光になれ』とコンスタントにリリースを重ね、自身の歌世界とサウンドを、音楽制作アプリ「GarageBand」などを駆使して繊細に紡ぐトラックのクオリティ、文学性の高い歌詞、そして聴く者の感情を揺らす歌声が大きな話題を呼んでいる。これまでトラック志向が強かったあぶらこぶだが、10月にリリースした『ことり』から歌(メロディ・歌詞)に比重を置いた曲作りをするようになり、「がれーじばんだー」から「シンガーソングライター」へと変化していく兆しが感じらる。アーティストとして次のステップへ進もうという決意とその中で生まれた葛藤や強い想いがストレートに綴られた本作『tobitai』。
ジャケットのイラストは新進気鋭のイラストレーター三上唯が手掛けており、光に向かって飛び立つ少女の姿が描かれている。
彼女の魅力である彩り豊かな楽曲性と世界観もありながらも、今作の根底にある強いメッセージが込められた彼女にとってもターニングポイントになるであろう本作をぜひお聴きいただきたい。
発売・販売元 提供資料(2022/02/14)
昨年の『navel』以降もコンスタントな楽曲リリースで注目を広げてきた〈がれーじばんだー〉が、高校卒業のタイミングでタワレコ限定のミニ・アルバムを完成。"Fancy"や"ことり"光になれ"といった先行配信曲からも窺えた通り、トラック主導だった初期よりも歌そのものに注力した作風の変化は本作にもグラデーションとして刻まれている。シンガー・ソングライターとしての成長と芯にある歌唱の良さが堪能できる過渡期の佳曲集だ。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.460(2022年3月25日発行号)掲載)