ラリー・ゴールディングス、ピーター・バーンスタイン、ビル・スチュアート、現代のジャズシーンを代表する実力派の3人が繰り広げる正統派オルガン・トリオ作品!
Smoke Sessions Recordsからの最新作は『Live At Smalls』、『Ramshackle Serenade』等の名アルバムを残してきた3人による正統派オルガントリオ作。2014年と2018年にドイツのレーベルより同メンバーで録音されたアルバムを発表した後、3人が特に影響を受けたロニー・スミス、リー・コニッツ、ジミー・コブがこの世を去った。本作は彼ら3人に捧げるトリビュートアルバムでもあります。
ポール・サイモン、メイシオ・パーカー、スティーヴ・ガッドら巨星から絶大な信頼を得るオルガン奏者ラリー・ゴールディングス。ジム・ホールの愛弟子でロン・カーター、ソニー・ロリンズ、ルー・ドナルドソンなど数々のジャズ・レジェンドとの共演歴を誇るギタリストのピーター・バーンスタイン。パット・メセニー、ジョン・スコフィールドなど現代有数のカリスマ・ミュージシャンに重用される万能のドラマー、ビル・スチュアート。'90年代から折に触れてセッションを重ねてきた3人が再会。正統派でモダンなハモンドB3オルガンのトリオの伝統を受け継いだ注目作であります。
本作は2021年7月、2度目のパンデミックが回復の兆しを見せはじめ、人々が希望に満ちつつある時期に、ゴールディングスが30年前にバーンスタインとスチュワートと共にセカンド・アルバム『ライトブルー』を制作した、マンハッタンのミッドタウンにある名高い録音スタジオ「シアー・サウンド・スタジオA」で録音されました。
収録曲は11曲。3人のオリジナル曲もバランス良く収録、ウエイン・ショーターのオリジナル曲から始まり、ラストのジョン・ルイス「ジャンゴ」までオーソドックスで重厚な3人のインタープレイが繰り広げられる。正統派ジャズファンの注目作である。
発売・販売元 提供資料(2022/02/15)
サイドメンとしての名演は数知れず、しかしリーダー作となると決して多くないアメリカ音楽シーン屈指の鍵盤奏者ラリー・ゴールディングス、その彼のマジカルなオルガン・プレイが堪能できるたまらない一枚が登場です!ニューヨークが誇るトップ・ギタリストのピーター・バーンスタインとジャズ・ドラマー界のエースとして活躍しつづけるビル・スチュワート、そしてラリー...長年活動を共にしてきた三人が直球でジャズ・ナンバーを聴かせる新作スタジオ・アルバム。最高の音で会話する名手たちの、渋くて硬派な演奏をじっくりどうぞ。
intoxicate (C)谷本真悟
タワーレコード(vol.157(2022年4月20日発行号)掲載)