ザ・バンド解散後にいち早くソロ活動を開始したリック・ダンコのツアーに、ポール・バターフィールドが合流した、超貴重なライヴ音源!
ザ・バンドの解散後、いち早くソロ活動を始めたのはリック・ダンコだった。76年の11月に『Last Waltz』コンサートを行うと、クライヴ・デイヴィスの勧めでアリスタと契約し、77年にソロアルバム『Rick Danko』をリリース。その後はソロでライヴなどを行なっていたが、新作を録音するも発表されることもないまま、結局83年にザ・バンドの再結成に合流する。しかし、そのソロ活動期間の79年には、ポール・バターフィールドとツアーを行なっており、なぜこれを正規の録音で残しておいてくれなかったのかと思うような相性の良さを見せているのだ。このツアーからの録音で有名なのが、79年12月13日のコロラド州ボウルダーでの演奏。しかし、それとはまったく違った内容なのが、このカリフォルニア州ハンティントン・ビーチでの演奏だ。クレジットでは79年の11月となっているがおそらく78年録音と思われ、その根拠にバックを務めるのが78年の来日公演と同じ、弟のテリー・ダンコも含めた、ソロ・アルバムのレコーディング・メンバーを中心とした編成なのだ。ソロ・アルバムからの曲は控えめに、ザ・バンドとバターフィールド・ブルース・バンドのレパートリー、さらに、バディ・ホリーやチャック・ベリー、さらにはポール・リヴィア&レイダースやフランキー・ミラー、ランディ・ヴァンウォーマーというレアなカヴァー曲もありという、ほかでは聴けない内容。しかもたっぷり20曲というのは、来日公演を超えるボリュームだ。残念なのはオーディエンス録音のため、音質があまり良くないこと。それでもかなりレアな内容だけに、ファンなら聴くに値する内容だろう。
発売・販売元 提供資料(2022/05/20)
ザ・バンド解散後にいち早くソロ活動を開始したリック・ダンコのツアーに、ポール・バターフィールドが合流した、超貴重なライヴ音源! (C)RS
JMD(2022/05/20)