| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2022年01月21日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784000255844 |
| ページ数 | 530 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
序
第I部 律令体制の諸段階
第一章 律令体制の形成
一 二つの否定論
二 公民制の形成
三 官僚制の形成
四 律令体制への道程
第二章 律令体制の展開と列島社会
序
一 律令体制の確立──第I期・六四五~七三八
二 古代日本国の最盛期──第II期・七三八~八四二
三 律令体制の解体──第III期・八四二~九六七
結 語
補論1 馬からみた長岡京時代
補論2 仁明朝という時代
補論3 摂関政治と国風文化
第II部 古代宮都と王権・官僚制
第一章 王宮と官人社会
序
一 王宮と政務
二 朝堂と律令官人制
三 曹司と律令官司制
四 内裏と宮廷社会
結 語
第二章 律令官司制論
序
一 律令官司制の基本構造
二 律令官司制の特殊相
三 ツカサと「官」
結 語
第三章 難波長柄豊碕宮の歴史的位置
序
一 〈小郡宮=子代離宮〉の造営
二 〈豊碕宮=味経宮〉の造営
三 小郡宮から豊碕宮へ
結 語
第四章 七世紀宮都史研究の課題──林部均『古代宮都形成過 程の研究』をめぐって
序
一 林部著書の内容
二 林部著書の意義
三 論点の検討
四 結語にかえて──文献と土器
第五章 長岡宮時代の朝廷儀礼──宝幢遺構からの考察
序
一 長岡宮宝幢遺構の発見
二 新たな問題提起
三 文献史料に見える宝幢(1)──制度史料
四 文献史料に見える宝幢(2)──文安御即位調度図
五 宝幢遺構の再検討
六 長岡宮時代の朝廷儀礼
結 語
第六章 大極殿儀式と時期区分論
序
一 朝儀宝幢再論
二 仏堂としての大極殿
結 語
第七章 後佐保山陵
序
一 聖武陵説とその影響
二 聖武陵説の否定
三 光仁陵説の提唱 附、光仁天皇の諡号について
四 桓武天皇の権力集中
五 長岡遷都の起点
結 語
第III部 生産・流通・租税と古代社会
第一章 税の貢進
一 調庸貢進と文字
二 貢進題記類の機能
三 貢進題記類の沿革
第二章 常布と調庸制
序
一 日本律令と常布
二 常布の消滅
三 常布の創出
結 語
第三章 古代但馬の繊維生産と流通
序
一 但馬の絹
二 但馬の綿
三 但馬の布
結 語
第四章 国際交易と古代日本
序
一 金と国際交易
二 綿と国際交易
三 産金のインパクト
結 語
第五章 院宮王臣家
序
一 院宮王臣家と「国制改革」
二 院宮王臣家と「初期荘園」
三 勅旨田
結 語
第六章 九世紀の調庸制──課丁数の変化と偏差
序
一 貞観九年五月八日太政官符(その一)
二 貞観九年五月八日太政官符(その二)
三 近江国・丹波国の課丁数
四 遠国の課丁数
五 瀬戸内海諸国の課丁数
六 意見十二箇条と奝然資料の全国課丁数
結語──課丁数から見た九世紀の調庸制
第七章 九世紀の国郡支配と但馬国木簡
序
一 「諸郷徴部」──郡雑任の編成
二 「井」納帳──雑徭による物品調達
三 「禁制」札──立札と抜札
結 語
初出一覧
跋
索 引
日本古代の列島社会は、その最終段階において、中央集権的な律令体制の時代を経験した。列島内外の政治過程や社会実態との関わりを具体的に明らかにし、新しい遺跡・遺物を十分に活用することにより、これまでの法制史的な「律令制」研究の限界を突破し、律令体制の歴史と構造を全体的・動態的に明らかにすることをめざす。

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