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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2021年11月08日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 春風社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784861107740 |
| ページ数 | 304 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
はじめに
I 理論
1 章 ウェルフェア・リングイスティクスとは (ハインリッヒ,パトリック)
2 章 生態学が語ることばの教育 ―ウェルフェアを実現するために― (宇都宮 裕章)
3 章 公正な社会づくりをめざしたトランスランゲージング理論とその実践
(熊谷 由理・佐藤 慎司)
II イデオロギー
4 章 第二の言語イデオロギーの転回におけるメトロリンガルの強み (尾辻 恵美)
5 章 第二言語の使用・学習・教育とイデオロギー ―モノリンガルバイアス,母語話者主義,新自由主義― (義永 美央子)
6 章 日本語教育に関する言説とイデオロギーの考察 ―日本語教師養成における「言語教育観」教育に向けて― (嶋津 百代)
III 実践
7 章 ウェルフェア・リングイスティクスを志向する「多言語おしゃべり会International Café for You」の実践 ―言語生態学の視座から― (古市 由美子)
8 章 地域の祭りで踊る教育実践 ―地域への越境を通した留学生のアイデンティティの変化に着目して―
(島崎 薫)
9 章 ことばの生態的アプローチと教育実践 ―大阪・エール学園における留学生による地域活動の分析― (松田 真希子・木村 多恵子)
あとがき
いま、ことばの教育は何をめざすのか? グローバリゼーションにより言語・言語教育イデオロギーの転回とコミュニケーションの変容が起こりつつあるなか、これまでの言語や文化の境界線を前提としたことばの捉え方、特に、社会における支配的言語やモノリンガル思考に基づく言語教育イデオロギーについて見直す必要がある。人、ことば、社会・環境を相互に連関する資源と捉える「言語生態学」の視座から、個人と社会をより幸福に、豊かに(welfare)みちびく営みとしての、21世紀のことばの教育の可能性を提唱する。

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