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慈悲のポリティクス モーツァルトのオペラにおいて,誰が誰を赦すのか

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フォーマット 書籍
発売日 2022年01月15日
国内/輸入 国内
出版社岩波書店
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784000271783
ページ数 212
判型 46

構成数 : 1枚

第1章 慈悲の問題系――モーツァルトのオペラにおける「赦し」
1 慈悲とその困難
2 モーツァルトのオペラと「赦し」――『イドメネオ』と『後宮からの逃走』
3 ふたつの世界の葛藤――エリアスの仮説から

第2章 赦しによる共同体――『フィガロの結婚』
1 中断された赦し――『フィガロの結婚』第一幕・第二幕
2 三つの和解――『フィガロの結婚』第三幕・第四幕
3 「赦し主」と共同体

第3章 ふたつの赦しなき世界――『ドン・ジョヴァンニ』と『コジ・ファン・トゥッテ』
1 愛の無差別主義者たち
2 赦しを拒絶する自由――『ドン・ジョヴァンニ』
3 不完全なものとしての平等――『コジ・ファン・トゥッテ』

第4章 無差別な慈悲の残酷――『皇帝ティートの慈悲』
1 一七九一年のオペラ・セリア
2 無差別主義的な慈悲――『皇帝ティートの慈悲』第一幕
3 重唱に加わる皇帝――『皇帝ティートの慈悲』第二幕

第5章 慈悲のポリティクスからの自由――『魔笛』
1 無力な王子――タミーノの物語
2 復讐者と赦し主の系譜――夜の女王とザラストロ
3 慈悲の共同体からの自由――パミーナの物語

文 献
解 説――残酷な赦し、愛の二重性、そして、慈悲のポリティクスからの自由……………大澤真幸
あとがき

  1. 1.[書籍]

どんな相手も無条件に愛し赦す、そうした純粋で絶対的な慈悲の世界が存在するとしたら——。だがそれは、現実には存在し得ないものであり、仮に実現したとしても生と社会への不都合に帰結してしまう。本書では、モーツァルトの赦しを題材とする後期のオペラ作品から、この二重の困難をめぐるアポリアを追求する。

作品の情報

メイン
著者: 奥村隆

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