60年のキャリアを誇る売れっ子マルチ・リード奏者、ビル・イーズリー。
"多様性"をテーマに新境地を開いた注目作!
小編成からオーケストラまで、あらゆるフォーマットで引っ張りだこのビル・イーズリー。サックス、フルート、クラリネットすべてに才能を発揮するマルチ・リード奏者"ミスター・ファースト・コール" のビルが10数年ぶりにリーダー作を発表。タイトルもズバリ、『Diversitonic(多様性)』!
1943 年生まれのビル・イーズリーは、60年代にジョージ・ベンソンのバンドで本格的にプロ入り。その後メンフィスに移り、ソウル・ミュージックの名門レーベル"スタックス" や"ハイ" のセッション・ミュージシャンとして、アイザック・ヘイズ、アル・グリーン、アン・ピーブルズ等の人気シンガーと共演。80年にニューヨークに進出し、チャールズ・アーランドやジミー・マグリフ等のオルガン奏者と名演を残す一方でデューク・エリントン楽団(マーサー・エリントン指揮)、ベニー・カーター楽団、イリノイ・ジャケー楽団、ウィントン・マルサリスのリンカーン・センター・ジャズ・オーケストラ等で活動を続けてきました。
これまでのリーダー・アルバムでは主にハード・バップ的な音作りに取り組んできましたが、本作ではさらに音楽性を広げ、エレクトリック・ピアノ、オルガン、パーカッション、ハーモニカ等も導入。79 歳にしての新境地と呼びたくなるほどの、幅広い音作りに取り組んでいます。もちろん定評のあるサックス・プレイは好調を維持しており、さらにピッコロの流麗な吹奏も大きな聴きどころとなることでしょう。また、ジョーイ・デフランセスコやトニー・モナコの次の世代を代表するオルガン奏者、カイル・コーラーも快演を繰り広げています。
「多様性こそ、人生の真実なんだ。みんな違って当たり前。人種や性別などのあらゆる違いを受け入れ、認め合い、慣れること。それに大きく貢献するのが音楽ではないだろうか」という信条を持つビル・イーズリー。恩人にあたるベニー・カーター、およびデューク&マーサー・エリントンゆかりの「When Lights Are Low」(M-2)、「I Didn't Know About You」(M-4)、「Isfahan」(M-6)、「Things Ain'tWhat the Used to Be」(M-7)といった定番から、充実のオリジナル・ナンバーまで、改めてイーズリーを再評価せずにはいられないパフォーマンスが並んでいます。
発売・販売元 提供資料(2022/01/27)