構成数 : 1
【はじめに】
2009 年に発刊した『NiCE 小児看護学概論』,『NiCE 小児看護技術』は,それぞれ2012年に第2 版,2016 年に第3 版を刊行してきました.このたび改訂第4 版の刊行にあたって,2 冊の内容・構成を全面的に見直し,『NiCE 小児看護学概論』にかかる内容の充実と,病態・治療をふまえた疾患別看護等の内容の充実をはかるリニューアルを行いました.
本書『NiCE 小児看護学II 小児看護支援論』は疾患別看護を扱う巻となり,3 つの章から構成されています.「第I章 病気・障害のある子どもと家族の看護」では,病気・障害のある子どもと家族の特徴,看護過程について概説しました.「第II章 状況別にみる子どもと家族の看護」では,「外来」「検査・処置」「入院」など13 の状況を取り上げて解説しました.そして「第III章 事例でみる子どもと家族の看護」では,子どもに代表的な30 の疾患(障害あるいは状態)について解説しました.
第III章では,新生児期~学童・思春期までの各期の身体的・発達的特徴から発生頻度が比較的高い疾患を取り上げ,子どもと家族の心理・社会的特徴を反映した事例を作成しました.また,特定の身体系統に偏らず,さまざまな病態・治療中の場面を設定しました.各疾患の一般的な治療・療養の経過,子どもと家族の課題をまとめた経過図,事例の情報をまとめた情報関連図を提示しており,事例に対する看護過程の全体像や思考をたどりやすい構成に仕上げました.
前回の改訂からの5 年間は,少子高齢化,情報化,高度先進医療の発展,気候変動など社会の変化が進んだ時でした.さらに新型コロナウイルス感染症の世界的流行とも重なり,子どもと家族を取り巻く生活環境や習慣が,これまで以上に大きく変化した時でした.このような転換期においても子どもと家族がいる限り,彼らを支える看護師は社会に必要とされ,そこにあり続けます.病気・障害をもつ子どもと家族にかかわる際,看護師は,病態・治療,子どもの発達的特徴,置かれている状況にかかる理解が必須です.そして看護問題を解決するうえでは,看護過程を展開する思考力,さらに子どもと家族の権利を尊重した倫理的な看護実践力が必要です.こうした看護師の力が発揮されるための学術的な基盤が小児看護学です.本書はそうした力の育みに貢献できる1 冊になっています.学生のみならず,小児看護実践で活躍されている看護師,看護教員など,多くの方に本書を活用していただき,ご意見・ご感想をいただければ幸いです.
最後に,本書の企画に賛同してご参加くださいました執筆者の皆様,企画から刊行の全過程においてお力添えくださいました南江堂の皆様に深く感謝いたします.
2021 年11 月
今野美紀
二宮啓子
【目次】
第I章 病気・障害のある子どもと家族の看護
1 病気・障害のある子どもと家族の特徴
A.病気に対する子どもの理解と説明
B.病気・障害,および入院が子どもに与える影響と看護
C.子どもの病気・障害,および入院が家族に及ぼす影響と看護
2 病気・障害のある子どもと家族への看護過程
A.アセスメント
B.目標の明確化
C.計画立案,実施,評価
D.「第III章 事例でみる子どもと家族の看護」について
E.看護過程を行う際の留意点
第II章 状況別にみる子どもと家族の看護
1 外来における子<...
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2022年01月18日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 南江堂 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784524227570 |
| ページ数 | 480 |
| 判型 | B5 |

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