構成数 : 1
【はじめに】
本書は2009 年に初版,2012 年に改訂第2 版,2017 年に改訂第3 版が刊行され,このたび5 年ぶりに改訂第4 版が刊行されることになりました.第3 版までは,『NiCE 小児看護学概論』『NiCE 小児看護技術』という分冊でしたが,第4 版では編成を見直し,『NiCE 小児看護学I 小児看護学概論・小児看護技術』と『NiCE 小児看護学II 小児看護支援論』の2 冊に変更しました.本書『NiCE 小児看護学I 小児看護学概論・小児看護技術』は,「第1 部 小児看護学概論」「第2 部 小児看護技術」の2 部構成とし,小児看護学の基本的な知識と技術を1 冊にまとめ,技術演習の際に1 冊で役立つようにしました.
第3 版刊行からの5 年間で子どもと家族を取り巻く状況は大きく変化しています.少子化の進展,地球温暖化に伴う災害の多発,新興感染症のパンデミックが起こっています.一方で,医療の進歩は著しく,新しい治療法や医療機器の開発,蓄積された研究成果にもとづいたガイドラインの改訂が行われ,小児医療・看護に関連する法律の制定・改正や診療報酬の改定も行われています.
第4 版では,この間の小児を取り巻く社会制度や社会情勢の変化を反映するよう,統計データや関連法規,国の施策等を最新の情報に更新するとともに,より小児看護の全体像を理解しやすいように,下記の通り改訂を行いました.
第I章は,「小児看護とその対象を理解する」とし,「家族」の項を整理し,多様化,複雑化する家族の様相や家族と社会との関係についての記述を追加しました.「第II章 子どもの健康な生活を支える法・制度」を章立てし,「保健統計」「教育と制度」「学校保健」の項を新設しました.また,小児医療と看護の現状を系統的に概説する章として,「第IV章 小児医療と小児看護の基本」を新たに設け既存の内容を整理したうえで,「医療安全」の節を立てました.さらに,障害,虐待,心の問題など発達段階別に切り分けにくい健康問題を扱う章として,「第V章 健康問題を抱える子どもと家族への支援」を新設しました.「第VI章 子どもに特徴的な症状と看護」では,「いつもと違う」という項を作りました.
小児看護学を初めて学ぶ学生の皆さんに講義や実習で活用していただくとともに,実践の場で活躍している看護師の方々にも広く活用していただければ幸いです.また,本書に対するご意見やご感想などもぜひお寄せください.
最後になりましたが,本書の企画に賛同してご参加いただいた執筆者の方々,本書の企画から刊行までご尽力くださいました南江堂の皆様に心から感謝いたします.
2021 年11 月
二宮啓子
今野美紀
【初版の序(小児看護学概論)】
近年の高度医療は,複雑な健康問題をもつ小児と家族の増加をもたらすとともに,入院期間の短縮化をもたらしました.在宅で療養生活を送る慢性疾患をもつ小児や重症心身障害児が増加し,それに伴い,医療的ケアを行いながら学校に通う小児も増加しています. そのため,平成17 年度には特別支援学校に看護師が本格的に導入されました.また,近年のめざましい産業の発展や生活習慣の欧米化は,過食,運動不足,夜型生活習慣などの不健康な生活習慣によるメタボリック症候群や生活習慣病の増加をもたらし,成人と一緒に生活している小児にも同様の現象がみられています.テレビ,パ,...
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2022年01月18日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 南江堂 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784524227563 |
| ページ数 | 536 |
| 判型 | B5 |

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