北欧ジャズの未来を担う鬼才ドラマー・作曲家が、ストラヴィンスキーにオマージュを寄せた一大プロジェクト!
アレックス・リール、エド・シグペン、ダニエル・ユメール、ジョーイ・バロン、ジム・ブラック等に学び、ミロスラフ・ヴィトウス、ワダダ・レオ・スミス、トーマス・スタンコなど錚々たる面々と共演。正統派アコースティック・ジャズからフリー・ジャズまで幅広くこなし、ミクスチャー的音作りで話題を集めるグループ"イブラヒム・エレクトリック" でも活動するドラムスの名手ステファン・パスボルグがSunnysideから待望の新作を発表しました。今回のテーマは"ダンス"。子供の頃に見たバレエ「春の祭典」(ストラヴィンスキー作曲)や、「火の鳥」の衝撃を胸に、ストラヴィンスキーにオマージュを寄せた自作曲を多彩なフォーマットで演奏しています。
1974年、デンマークのコペンハーゲン生まれ。3歳の時に、両親の友人であるアレックス・リール(1960年代からデクスター・ゴードンやベン・ウェブスターと共演)にドラム・セットをプレゼントされて音楽の道へ。そのままアレックスの指導を受け、コペンハーゲン・ジャズ音楽院に進学しました。2003年頃、デンマークの先鋭的な即興音楽を発表するILK レーベルをミュージシャン仲間と共に設立、2004年にはデンマーク音楽賞のジャズ部門新人賞を獲得しました。
このアルバムは、ステファン率いるグループを軸に、ヘルシンキのUMO ジャズ・オーケストラ、話題沸騰中のブラスロック~ヒップホップ集団"ブラッド・スウェット・ドラム+ベース"も参加。総勢およそ50人が携わるという超巨大スケールのレコーディングになりました。エレクトロニカやフューチャー・ジャズの世界で人気を博すトランペットのゴラン・カイフェシュを筆頭に、サックスのアンダーシュ・バンケ、ギターのイエッペ・シェルベリ、オルガンのストーレ・ストールロッケン(テリエ・リプダルのバンド等で演奏)など綺羅星のごときメンバーが、スリリングなアンサンブルの中で圧倒的なソロを繰り広げています。
"ストラヴィンスキーの楽曲をリライトせずに、その素晴らしい音楽性を華々しく現代に持ち込んだ"と評されるステファンの一大プロジェクト。現代ラージ・アンサンブルを愛するファンはもちろんのこと、最先端のヨーロッパ・ジャズのファンや、冒険的なジャズを愛するファンの心にも強く訴えることでしょう。
発売・販売元 提供資料(2021/12/23)