エルメート・パスコアール、リチャード・ボナ等と共演経験を持つアルゼンチン生まれの"鬼才打楽器奏者"ミニーノ・ガライ。
詩とタンゴのコラボに挑む注目作!
ディー・ディー・ブリッジウォーター、ジャッキー・テラソン、マジック・マリク等と共演。Okehレーベルから発表したバティスト・トロティニョンとのコラボレーション作品『Chimichurri』(2016年)も記憶に新しい"変幻自在のリズム・マスター" ミニーノ・ガライが、遂にSunnyside からアルバムを発表。タイトルは『Speaking Tango』ですが、音作りにはアルゼンチン・タンゴをベースに、コンテンポラリー・ジャズ、オルタナティブ・ロック、ワールド・ミュージックの要素もふんだんに盛り込まれており、まるでラップのようにリズミカルなポエトリー・リーディングもフィーチャーされています。
1965年、アルゼンチンのコルドバ生まれ。母国ではメルセデス・ソーサ等の大物と共演し、ここ30数年はフランスを拠点に活動。パーカッションの叩き語りを聴かせるラテン系ユニット"Minino Garay Y Los Tambores Del Sur"を率いると同時に、エルメート・パスコアール、トゥマニ・ジャバテ、シェイク・ティジャーン・セック, リチャード・ボナなどブラジリアン・ミュージックやアフリカン・ミュージックのカリスマたちとの共演も重ねてきました。
母親が作家のヌーリ・タボルダということもあり、幼い頃から文学に関心を持っていたミニーノ。数々のアルゼンチンの詩人との関係を深め、2000年にはアメリカ・ブルックリン生まれの詩人ダナ・ブライアントと出会っています。彼女を通じてラスト・ポエッツ(ヒップホップの先駆に数えられる詩人グループ)を知って大いに刺激を受け、約20年をかけて、"詩と音楽の融合" というコンセプトを練り上げていきました。この『Speaking Tango』では母親ヌーリ・タボルダの詩、ラロ・ザネッリの楽曲に大きくスポットを当てて、アルゼンチン・プロジェクトとフランス・プロジェクトにわけて録音。レオ・ジェノヴェーゼ、アンドレ・チェッカレリ、マジック・マリク等、スター・プレイヤーの参加も華やかです。
ジャケットに"Featuring HERNAN JACINTO"とある通り、エルナン・ハシントの快演もたっぷり楽しむことができます。カルロス・アギーレからの称賛を受け、ペドロ・アスナール(元パット・メセニー・グループ)との共演でも知られる彼は、アルゼンチンの新世代ピアニストとして大きく注目を集めている存在。ミニーノ・ガライが叩き出す多彩なリズムと、エルナンのリリカルなピアノは最高の相性を示しています。
発売・販売元 提供資料(2021/12/23)