過去11枚のアルバム中7枚が全英1位を記録するなど、長年トップ・ランナーであり続けているUKの国民的バンド=ステレオフォニックス。97年のデビュー以来、数年に1枚のペースで良質な作品を発表してきたその驚異的な安定感は今もなお健在だ。前2作はパーロフォン/ワーナーからのリリースだったが、本作は12年に設立した自身のレーベルであるスタイラス・レコーズ(オアシスで知られるイグニションと提携し日本もソニーに復帰)より発売する通算12作目のアルバム。すでに配信されている2枚のシングル「Hanging On Your Hinges」と「Do Ya Feel My Love?」では、ファン待望のエネルギッシュでストレートなギター・ロックに回帰しており、他の収録曲も彼らが盤石なキャリアを築いた初期の作品にも通じる親しみやすいメロディーとベテランならではの成熟のバンド・サウンドで仕上げた作品となった。 (C)RS
JMD(2022/02/11)
デビュー25周年!ストレートでポジティヴな王道ギター・ロックに回帰!
過去11枚のアルバム中7枚が全英1位を記録するなど、長年トップ・ランナーであり続けているUKの国民的バンド=ステレオフォニックス。
97年のデビュー以来、数年に1枚のペースで良質な作品を発表してきたその驚異的な安定感は今もなお健在だ。前2作はパーロフォン/ワーナーからのリリースだったが、本作は12年に設立した自身のレーベルであるスタイラス・レコーズ(オアシスで知られるイグニションと提携し日本もソニーに復帰)より発売する通算12作目のアルバム。すでに配信されている2枚のシングル"Hanging On Your Hinges"と"Do Ya Feel My Love?"では、ファン待望のエネルギッシュでストレートなギター・ロックに回帰しており、他の収録曲も彼らが盤石なキャリアを築いた初期の作品にも通じる親しみやすいメロディーとベテランならではの成熟のバンド・サウンドで仕上げた作品となった。
アルバム・タイトルの"OOCHYA!"(ウーチャ!)とはスタジオでメンバーがよく使っていたフレーズで、"よっしゃあ、やろうぜ!"という意味とのこと。デビューから25年目の節目に贈る、フレッシュでポジティヴ感に満ちた心躍る1枚が誕生した。
発売・販売元 提供資料(2022/01/26)
ウェールズ発の国民的バンドによる、8枚目の全英No.1に輝いた通算12作目のアルバム。数字はさておき、劇的な浮き沈みもなく支持され続ける安定感には改めて驚かされるばかりだ。その安定感は全曲を書くフロントマン=ケリー・ジョーンズの才能にも通じるものだが、ジョージ・ドラコウリアスを共同プロデュースに迎えた今回は初期のストレートなギター・ロックを成熟した演奏で色づけている。デビュー25年の節目に相応しい快作。
bounce (C)狛犬
タワーレコード(vol.460(2022年3月25日発行号)掲載)