| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2000年05月17日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | MCA |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | MVCJ-30010 |
| SKU | 4988067043962 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:38:48

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カールトンは元々、ジャズ志向の青年でジョー・パスに師事していたくらいだ。またビッグバンドでもギターを担当していた。ザ・クルセイダーズに参加してから、交友関係と芸域を広げていったのであろう。一方で、彼はブルース音楽も非常に好んでおり、時折、旋律やアドリブにブルースのコードやメロディを垣間見せることもある。その後参加したフォープレイの創立メンバーの一人、リー・リトナーには以前から影響を受けていたという。本作も続編も、リトナーと良く似たギターフレーズが随所に聴き取れて、楽しくなる。
単なる聴きやすさを狙わずに、ちょっと捻った音階に進むのが彼のメロディー作りの特徴である。本作はスローとミディアムテンポの佳作ばかりで、数曲のソロも含む。ギターのパートではゆったりと時間をかけて難度の高い演奏をしている。一方で続編は、ドゥービーの名曲やサックスのカーク・ウェイラムをフィーチャーするなど、より万人受けする志向になっている。さらに両作品は、伴奏のアレンジがとても優れている点でも、特筆に値する。当時流行していたソフトアンドメローの路線を堅持しつつも、フュージョンの王道らしい、シンプル且つ高品質のパフォーマンスを展開しているので、名うてのミュージシャン達の職人芸に酔いしれるがいい。
おそらくカールトンは、人気が高まるにつれ、自身の将来の方向性に悩んでいたのではないか。それでアコースティックに挑戦し、図らずも全米で売れに売れてグラミー賞も獲得した。故に本作は、彼にとって真の金字塔であり、もっと再評価されるべきだと考える。