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ヴァーグナーオペラ・楽劇全作品対訳集 新装版合本 〈妖精〉から〈パルジファル〉まで

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フォーマット 書籍
発売日 2021年12月04日
国内/輸入 国内
出版社水曜社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784880655178
ページ数 337P
判型 B5

構成数 : 1枚

  1. 1.[書籍]

作品の情報

メイン
アーティスト: リヒャルト・ワーグナー
訳者: 井形ちづる

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ヴァ―グナ―は、今ではどのような位置づけの作曲家か、私にはわからないが、存命中と死後かなり長い間は、ワグネリアンと称される、傾倒者が多くいたように思われる。
私などは、ヴァ―グナ―作品の何が良いのかわからないところから始まった。グレナダTV製作ドラマ J.ブレッド主演『シャ―ロック・ホ―ムズの冒険~ 赤い輪』のラストシ―ンで〈愛の死〉が使用されていたことから初めて知り得た。
主演女優が知的な仕上げをかけた濃艶美を湛えて見える、P.シェロ―監督作品が大好きで見始めた故、いつも視聴するのはW.マイア―の歌唱部分ばかり。(Bru-ray〈WARNER ERATO 2564605500〉)
私が、ヴァ―グナ―歌劇に真に目覚めたのは、その歌詞の趣味の良さからだった。ヴァ―グナ―自身が書いていた。
早速、対訳で原文を読みたくなり、書店で見つけて、価格に躊躇したが、語学力や今の読書事情など何もかも忘れて購入。
本書は、ヴァ―グナ―の生涯が簡潔にまとめられていて梗概を把握しやすく、製本デザインも優れている。内容の総量に比して軽くて、見開きが容易で読みやすい。目にやさしい紙と活字。白水社から発刊されている宮下志朗訳モンテ―ニュ『エセ―』同様に、水曜社の高品質の仕事である。本書を買うことにした最後の決め手が、水曜社の出版だったからで、プル―スト研究の国際的権威 吉川一義氏らの著作が刊行されている。
ヴァ―グナ―オペラは、夫の勤務先企業の拠点があるドイツ理解には必須と言い聞かせて、何度も鑑賞を試みている。バロック以後のオペラが苦手な上に、現代日本人の私には長過ぎる上演時間に、挫折するのである。
歌詞全訳と、『トリスタンとイゾルデ』から一点突破全面展開になることを期待している。

『トリスタンとイゾルデ物語』は、ウェ―ルズからアイルランドにかけての地方に生まれ、それぞれ独立したレ―(lai、詩形。13~14世紀後半にアルプス以北の欧州で作曲された歌曲または歌詞の形式)の形で伝わったものが物語にまとめられた。(『新版フランス文学史』白水社)
後に多くの文芸芸術作品、ワグナー楽劇などの霊感の源となった。(渡辺一夫)

リヒャルト・ヴァ―グナ―Richard Wagnerの誕生日(1813年5月22日)に。

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