2022年は新日本フィル創立50周年記念!ゲルハルト・ボッセ生誕100年記念!伝統を現代に!ベートーヴェン交響曲全集! (C)RS
JMD(2023/02/08)
2022年は新日本フィル創立50周年記念!
ゲルハルト・ボッセ生誕100年記念!
伝統を現代に!ベートーヴェン交響曲全集!
1922年にライプツィヒに生まれ、長らくゲヴァントハウス管弦楽団の第1コンサートマスターを務めた上で指揮者として活躍。日本を終の棲家と定めて、日本の音楽界への貢献は計り知れない名指揮者ゲルハルト・ボッセ。ミュージック・アドヴァイザーを務めた新日本フィルとの1999年から2002年に遺したベートーヴェン:交響曲全集をこの度ボックスCD化。ボッセの崇高な理想のもと紡ぎ出される見事なベートーヴェン。楽団創立50年を祝う新日本フィルの俊敏が反応も言わずもがな、さらにブックレットには夫人・菅野美智子氏による慈愛と優れた分析に満ちたエッセイ、野本由紀夫氏による詳細な楽曲・演奏解説を収録。
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東武ランドシステム
発売・販売元 提供資料(2021/11/18)
ゲルハルト・ボッセ Gerhard Bosse
1922年、ライプツィヒ近郊のヴルツェンに生まれ、2年後にグライツに移る。
6歳でヴァイオリンを始め、14歳から、当時ゲヴァントハウス管弦楽団第1コンサートマスターだったエドガー・ヴォルガントに、ライプツィヒ音楽院ではヴァルター・ダヴィッソンに師事した。
第二次世界大戦中はリンツ帝国ブルックナー管弦楽団に所属し、フルトヴェングラー、カラヤン、シューリヒトらのもと演奏活動に従事した。1946年にヴァイマール音楽大学講師、1949年には教授に就任するとともに、活発な室内楽活動も開始した。1951年、復興したライプツィヒ"フェーリックス・メンデルスゾーン=バルトルディ"音楽大学の教授に迎えられ、同時にライプツィヒ放送交響楽団第1コンサートマスターに就任した。
1955年、ゲヴァントハウス管弦楽団第1コンサートマスターに就任、同弦楽四重奏団第1ヴァイオリンのポジションも兼任し、1961年のフランツ・コンヴィチュニー/ ゲヴァントハウス管弦楽団の初来日以来、1963年創設のゲヴァントハウス・バッハ管弦楽団も含めた様々な演奏形態で毎年のように来日を重ねた。
1980年創設の霧島国際音楽祭・講習会では初代音楽監督として多くの後進を育成、これを機に日本各地の楽団での精力的な指揮活動も始まった。
1987年、ゲヴァントハウス管弦楽団を退任、1994年3月には音楽大学教授職からも退き、1994年4月、東京藝術大学の招聘でヴァイオリン客員教授に就任し、以後日本に永住することとなる。
1997・98年にはゲヴァントハウス管弦楽団を客演指揮。1998年、神戸市室内合奏団(現・神戸市室内管弦楽団)首席指揮者、2000年からは音楽監督として同団の発展に尽くした。新日本フィルハーモニー交響楽団では首席客演指揮者、ミュージック・アドヴァイザーを歴任し、同楽団との共演は延べ100回近くを数えた。2004年、東京藝大チェンバーオーケストラ指揮者に就任し、2006年のヨーロッパ・ツアーを成功に導いた。
2012年、大阪府高槻市で永眠。
ライプツィヒ市ニキシュ賞及び芸術賞。ドイツ連邦共和国第一等功労十字勲章。日本国内でも受賞多数。東京藝術大学初の名誉外国人教授。ライプツィヒ"フェーリックス・メンデルスゾーン=バルトルディ"音楽演劇大学名誉評議員。ゲヴァントハウス管弦楽団名誉団員。
(注:ライプツィヒ音楽院、音楽大学などの名称は時代と共に変化したので、その時々の名称で記載している。)
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発売・販売元 提供資料(2021/11/18)
新日本フィルハーモニー交響楽団 New Japan Philharmonic
1972年、小澤征爾、山本直純の「一緒に音楽をやろう!」という掛け声の下、自主運営のオーケストラとして創立。97年、墨田区に移転。すみだトリフォニーホールを本拠地とし、日常の練習と公演を行うという日本初の本格的フランチャイズを導入。定期演奏会や特別演奏会の他、地域に根ざした演奏活動も精力的に行っているのが特徴的。
99年、小澤征爾が桂冠名誉指揮者に就任。2000~2002年、ゲルハルト・ボッセが首席客演指揮者のひとりとなり、その後はミュージック・アドヴァイザーに就任した。2003年から13年までクリスティアン・アルミンクが音楽監督を務めた。10年より6年間ダニエル・ハーディングがMusic Partner of NJP、13年よりインゴ・メッツマッハーがConductorin Residenceに就任。16年9月~21年8月、上岡敏之が第4代音楽監督を務めた。受賞歴に06年第3回三菱信託音楽賞奨励賞、09年第18回三菱UFJ信託音楽賞、同年第22回ミュージック・ペンクラブ音楽賞等。
また、04年に音楽家・久石譲と立ち上げた"新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ"で幅広い人気を集め、映画『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』では管弦楽を担当。
20年、久石譲がComposer in Residence and Music Partnerに就任。
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発売・販売元 提供資料(2021/11/18)
速めのテンポでシャープな輪郭の響きを展開しながら温もりと滋味のにじむ全集。第2番、第4番、第5番~第8番はかつてオクタヴィアから発売されたDVD(廃盤)と同一演奏。第3番や第9番はベーレンライター版の提案が一部実行され、第4番にはペータース版に基づく措置を採った箇所があるなどボッセの豊富な経験を背景にした見識と進取の精神が随所に聴き取れる。菅野美智子(ボッセ夫人)、野本由紀夫によるボッセの挿話が盛りだくさんの解説書も読み応え十分。ボッセ生誕100年・没後10年、新日本フィル結団50周年の2022年にじっくり味わいたい1組。
intoxicate (C)中川直
タワーレコード(vol.156(2022年2月20日発行号)掲載)
朝比奈先生、ボッセ先生によるライブ演奏による名盤が揃った新日本フィルは、世界屈指のベートーヴェンオーケストラ!!