2021年11月3日から公開され、大ヒット上映中の劇場版『きのう何食べた?』では、TVドラマ版に続いてオープニング曲として提供したOAUの「帰り道」が、映画を鑑賞した人々を再び癒やし、多数の感動の声があがっている。そんななか、OAUが新たな5曲入りEPをリリースすることが決定。タイトルからもわかるように春の収穫期を思わせるような、軽快で穏やかで楽しげな楽曲が並んでいる。さらに、<New>と頭に付いているように、このタイトルには新たな時代のスタートをポジティブに迎えようという思いも込められている。 (C)RS
JMD(2021/12/04)
OAUの2022年の始まりを告げるNew EP
コロナ禍で世界は変わったけど、自分にとって本当に大切なものはなんなんだろうーーそんなふうに多くの人が自分の根本を見つめ直したことに、コロナ禍は大きな意味があるのではないでしょうか。ありがたいことに、そんな大切なもののひとつとしてOAUの音楽を選んだ人がいます。昨年12月、結成15周年を祝してリリースされたオールタイム・ベスト・アルバム『Re:New Acoustic Life』は多くの人々の手元に渡り、彼らが主催するキャンプイベント<NEW ACOUSTIC CAMP>にも、人数は大きく制限されていたものの、OAUが提供するやすらぎの空間をも求める人々が今年も集まりました。
それだけではありません。11月3日から公開されている劇場版「きのう何食べた?」へTVドラマ版に続いてオープニング主題歌として提供した名曲「帰り道」は、映画を鑑賞した人々を再び癒やしています。公開初日から19日間で約69万人を動員し、興行収入10億円を超えるヒットを記録している映画を通じて、OAUの音楽が人々の生活に彩りを添えているのです。
そんななか、OAUが新たな5曲入りEP『New Spring Harvest』をリリースすることが決定しました。タイトルからもわかるように春の収穫期を思わせるような、軽快で穏やかで楽しげな楽曲が揃いました。さらに、<New>と頭に付いているように、このタイトルには新たな時代のスタートをポジティブに迎えようという思いも込められています。
リードトラックとなるのは「世界は変わる」。これは2021年1~2月に行われたホールツアーで初披露され、ファンの間ではすでに人気のナンバー。ツアーの MCでTOSHI-LOWが「コロナ禍で思う怒りがOAUをとおすと愛の歌になりました」と語っていたように、TOSHI-LOWが書くシンプルで優しくて、力強いメッセージに勇気づけられます。不安、寂しさ、迷いを抱える現代の人々にそっと寄り添うことでしょう。アコースティックギターを基調としたサウンドは滋味に富んでいて、心にスッと染みていきます。MARTINがメインボーカルをとる「Sunny Day」もタイトルどおりの心地よさ。アウトドアの開放感が感じられる1曲になっています。『New Spring Harvest』は新たな時代のサウンドトラックとして、あなたに寄り添う希望の歌として、鳴り続けることでしょう。
通常盤はCD+DVDのセットになっていて、DVDには2021年に開催された「Tour Re:NewAcoustic Life -FINAL-」日比谷野外音楽堂公演の模様がノーカットで収録。
OAUの2022年はこの作品をもって幕を開けます。これがスタートです。彼ら6人が奏でる音に今年も注目してください。
発売・販売元 提供資料(2021/12/03)
5曲入りのミニ・アルバムは、いつも以上にピースフルでリラクシンな逸品。アイリッシュ・トラッドなインストに始まり、オールドタイミーなアコースティック・スウィング、ウクレレとスティール・ギターによるハワイアンなど、聴き手を時間も空間も超えた音楽旅行へ連れ出してくれる。いまこのときにあえて奏でられたのであろう、"世界は変わる"に込められた肯定感と希望は、多くの人の心に共鳴するはずだ。
bounce (C)鬼頭隆生
タワーレコード(vol.458(2022年1月25日発行号)掲載)